拝啓 お兄ちゃん様【名探偵コナン】

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『っしゃあ！！私に勝とうなんざ千年早いわ！』




勢いよくエンターキーを押す。


ふっふっふ、これで公安は守られたね。


気づくと机の周りは色んな飲み物が置かれていた。


コーヒーに栄養ドリンク、コーラと様々だ。


どうやら2日間ぶっ通しでやっていたらしく、気にかけてくれていた人に涙目で「無理しないでね」と言われてしまった。


気をつけまーす。


身体を伸ばせばどこかしこからバキバキと音が鳴った。凝ってるなあ。





「終わったか？」

『零くん！終わったよー！プラスでロックもかけといたから当分大丈夫だと思う』

「そうか」





笑った零くんに頭を撫でられた。


んふふ……ってあれ。


よく見ると零くんの頬が赤く腫れていた｡誰かに殴られでもしたの？と聞くと遠い目をされた。





「守ってくれて感謝する。仮眠室で休んでいけ」

「私からも感謝します。これ、差し入れです」

『カフェオレだ！有難うございます！』





風見さんからの差し入れをありがたく頂いた。


カフェオレ大好きなんだよね。


それに仮眠室で休んでいけなんて公安の人に悪いよ、だって私一般人だし。


でも眠いしなぁ…｡


物は試しに、と零くんに向かって両手を広げた。




「なんだ？」

『ん！』




キョトンとしていたけれど、閃いたのか背中に手を回してくれた。


そのまま抱っこされる。んんん？抱っこまでしなくていいんだよ？


ていうか、あ、これだめだ。寝ちゃ_____




『ぐぅ』

「寝た？！」

「やっぱりか…すまない風見、寝かせてくる」

「は、はい…？」













「降谷さんと松田ちゃんあれで付き合ってないんですか？」

「私が1番聞きたいが？」

「でも結婚の約束はしてるんですよね？」

「「はあ？！」」

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