GENEの愛されボーイ

# ページ3

開けっぱなしになったドア



入ってきたのは…









全員「…Aくんっっっっっ！！！！！」




あ「おはようーー〜 ！


で、これはどういう状況？？笑笑」



超絶爽やかに登場した我らが最年長

やっと来た！涙
助かった！！涙


メン「…玲於見なかった？」


あ「玲於ならここにいるよ？」


そう言って自分の背中を俺たちに向けてくれる


あ、いた

Aくんの背中に…
おんぶされてるし…

正確にはしがみついてるだけだけれども


あ「廊下歩いてたらいきなり玲於が走ってきて飛びついたからビックリしたよ〜」


の割には落ち着いてらっしゃる。
さすが最年長！

どっかのおちゃらけリーダーとはわけが違うわ！



あ「で？なにがあったの？
…亜嵐かな？」

メンバー全員の顔を見回しただけで事件の犯人を摘発するAくん。




探偵とかなれるんじゃないの？




亜「…お、…俺が… 玲於のスマホ画面割っちゃって…涙」



おお！白状した！
てか玲於怖すぎ！Aくんの肩から顔出して亜嵐くんのこと睨みつけてるし



あ「そうなの？玲於くん？」



Aくんが肩に顔をうずめる玲於のほうを見ようとおんぶしたまま首をまわす


途端に睨んでいた眼力を弱める玲於


しかも目をウルウルさせて うん…、とか言ってる




すごい変わりようだな…
玲於、役者向いてんじゃないの？



あ「玲於くん？亜嵐もわざとじゃないと思うよ？
割っちゃった時にちゃんと謝ってくれたんじゃないの？

画面割っちゃった亜嵐もいけなかったけど、壊れちゃったものはしょうがないから許してあげてくれないかな〜」


佐野「……はぁーい…。亜嵐くんもういいよ！」


亜「…ほんと！？ありがとう！！！スマホ弁償するから！ほんとごめん！涙」




許すと言ったもののまだ仏頂面の玲於



そんな玲於にAくんが魔法の言葉を囁いた


あ「玲於！偉かったね！！今日は無理だけど1週間後だったらスマホの買い替えついてってあげるよ？

まぁもしよかったらだけど…」




佐野「ほんとですかっ！？待ちます！一緒に行きたいですっ！！！」




あ「そう？じゃあ1週間後、予定空けといてね！」



そう言うと玲於を背中から降ろした


玲於は割れた画面を見ながらニヤニヤが止まらない様子


さっきまでの不機嫌は一体何だったんだと言いたくなるような快晴っぷり



亜嵐くんも呆然としている

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