何でも屋さんと一人の少女[2bro]

27 背中守る仲間 ページ28

目的地に到着した



『久しぶりにこんなに歩いた〜』



これから比べ物にならないくらい動くのにそんなことを呟く



侵入は上からと決めていたので、今は屋根の上を陣取っている


下調べの時点で、この家のマップは頭に入れた

ボスがいる部屋も検討がついている



今回の目的は、ボスとの話し合い


仲間になる気は無いから、付きまとうな、と一言伝えて帰りたい。(切実)


それがダメだとしたら、
相手は組織だ、対多数は避けられない


『できるだけ隠密に。』



屋根に穴を開け


角部屋に



『降りたつもりだったんだけどなぁ。』




絶賛的と交戦中。



私の、覚え間違えか、デマの情報か、
分からないが、割と広い場所に降り立ってしまった


『こんなことしてる暇ねぇのに』



不意を付けたこともあり、思ったより楽に片付けた





脳内の地図に従い

ボスがいると検討をつけた、部屋に向かい


ノックをする


『ここであってるんかな。』


？｢はい｣


『失礼します』



中に入ると



『話し合う気なんてないってか、、、？』


武装集団と、奥に偉そうに座っている


『あなたがボスですか？』

ボ｢おぉ、でかくなったな。A
待ってたよ｣


やはり来ると思われていたか


『あなたとお話がしたくて、ここに来ました。』

『あなたは私を仲間にしたい、違いますか？』

ボ｢あぁ、そうだな。｣

『はっきり言わせていただきます。
仲間になる気はありません、なので、もう付きまとわないでください。』


はっきりそう告げると


ボ｢そうか。残念だ。｣




お、割と物わかりのいい人なのかも



なんて思ったのもつかの間


ボ｢手荒な真似はしたくなかったんだが。｣

ボスの合図でジリジリと詰め寄ってくる武装集団



力ずくでもって感じね。



やるしかないと戦闘態勢に入る



刹那



ドカーン


後ろの扉が蹴り破られる音と銃声が響き渡る


次々に倒れていく武装集団


恐る恐る振り返ると



弟｢Aばっかにカッコつけさせないよ｣

兄｢ほんと手間のかかるお姫様(プリンセス)だな。｣

お｢おばか。ほんとにおバカ。｣


『みんな、なんで、、ここに。』


お｢その話はあと。Aちゃんはもう一人じゃないよ。｣

兄弟｢存分に戦え。後ろは任せろ。｣




1人じゃない






＿＿＿＿背中守る仲間だっている

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