動かない箱 ページ22
『お昼行くついでにこれ経営部持っていきますね』
お財布と携帯、資料を持ちエレベーターに向かう
乗り込み1Fを押し、閉めるボタンを押す
ガタン
弟「すいません、乗ります」
『あ、弟者くん、ごめんね気付かなくて』
締まり掛けのドアに手を付き乗り込んできたのは同じ部署の後輩の弟者くん
何階？
と聞くと同じです と言うので閉めるボタンをまた押す
『お昼？』
弟「はい！Aさんも？」
『うん、これを渡してから』
弟「じゃぁ･･･」
ガタンガタン
『きゃっ･･･』
先程より大きな音とともに、少し揺れ電気も消えて、非常灯だけが薄暗く照らす
バランスを崩した私は弟者くんの咄嗟の判断で支えられる
弟「大丈夫ですか･･･地震ですかね」
『え、どうしよう。』
非常ボタンを押してみても何も反応がなく、動き出す気配もない
何故か携帯も圏外だし
弟「まぁ、そのうち動くんじゃないですかね」
『そ、そんな！』
ぺたりと座り込んだ私の横に よっこらせ なんて呑気に座る弟者くん
弟「二人きり ですね」
『何言ってんの･･･』
私を端に寄せるように、壁に手をつく弟者君
俗に言う壁ドン
『からかわないで、離れて』
弟「からかってなんかないですよ？
ドキドキしますか？」
『何言ってんのするわけな･･･』
言いかけた私の口を塞ぐ彼の唇
目の前にはどアップの顔
綺麗な目をしてる
弟「これでもしない？」
自然と取れた敬語なんて気にならなくて
『な、何してんの』
正面の弟者君から顔を背けるようにそっぽを向く
弟「先輩が俺を男だって認識するまで続けるから」
そう言って今度は顎に手を添えられて、重なる唇
男って･･･意識してるし
分厚い彼の胸板を押して距離を取る
『男って･･･弟者君は男じゃん』
弟「嘘だ、可愛いとか思ってるでしょ」
『そら、可愛い後輩だよ？』
弟「もう。そうゆう所、俺でも頼れる男ってこと知って欲しいし、」
もう、なんて可愛い犬のような顔になったと思えば、また軽く触れた唇
弟「こうゆうことだって出来ちゃうってことも知って欲しい」
『あ、あのねぇ、さっきからちゅっちゅってね
それは！』
弟「��好きな子とするもの��なんて言わないですよね？」
図星をつかれ、口を詰むんでると
はぁ と大きなため息をした彼が
弟「Aさんは鈍感すぎるんですよ。
好きなんです。Aさんのことが」
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涼華(プロフ) - ロードさん！ありがとうございます！結局続編作りましたー！いわれるまであURL乗せてないの気付いてなかったです！！笑笑URL乗せておくので飛んでみてください！ (2019年2月3日 17時) (
レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 新作楽しみにしてます！まだ出てないですよね？ (2019年2月1日 0時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん そうですね、、笑ネタとか思い浮かばなくて。 ほんとですか、、。とても嬉しいです。頑張ります！ (2018年12月22日 12時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 涼華さん» 最新話読ませて頂きました。スランプなんですか！？そうとは思えない面白さです。めっちゃ癒されてます (2018年12月21日 20時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん、ありがとうございます。圧倒的スランプですけど会いものが書けるように精進します。社会人様...仕事の疲れを少しでも癒せるような小説に励みます！！笑笑 (2018年12月21日 7時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらふぁー
| 作成日時：2018年11月4日 11時
