キミがいる、キミといる。【うらたぬき】

・ U side ページ20

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数十分後、3人は無事帰還した。(志麻くんげっそりしてるけど)
この後打ち合わせなの忘れてないよな？


3人を横目に見ているとスマホから通知音が鳴った。
メールを開くと今日一日休みの彼女からだ。






坂田「うわ、うらさんがにやけとる」

センラ「どうせAちゃんやろ？どうせ」

うらた「なんだよお前ら;;」




まーしぃの次は俺かよ...
と、思っていると後ろから気配を感じた。





うらた「うわぁ!? なに!?!?」




犯人はまーしぃ、スマホのトークを盗み見しようとしていた。俺の反応に爆笑している坂田とセンラは後で絞めるとしよう。





志麻「『今日来るなら夕飯はオムライスです』って、カレカノかよ!!」

うらた「勝手に見んなよ」





うわーリア充だぁ！菌が伝染する〜！俺バリアしたもんね〜、とかしょうもないことしだす此奴ら。
小学生かよと鼻で笑いながらAにメッセージを返す。





A今日来るなら夕飯はオムライスです


手抜き


A食わせんぞ


ごめんなさい


Aよし









このどうでもいいやり取りでさえ俺の中では幸せだ。







坂田「うらさん！俺もAちゃんに会いたい！」

センラ「まーしぃだけ狡いですもんね〜」

志麻「しつこいわ！」

うらた「はいはい」






いつかAに此奴らに会わせてやりたいなぁ。
まぁ、会わせない原因俺だけど←

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