・ ページ18
.
『.........』
天月「.........」
あの後、片付けを終わらせ何故か天月さんと相席になってしまった。気まずい空気が流れる中、彼はキラキラした目で私を凝視する。
『.....あの』
天月「はい！」
元気いいなぁ、この人。
まるで少年のような彼は高校生くらいに見えるほどの顔立ちをしていた。詰まりイケメンさんだ。
『天月さん、ですよね？』
天月「はい、天月です!!」
『なんで私のこと知ってたんですか？』
天月「うらたさんに教えてもらいました！」
＿＿＿＿ん？
え、あいつ教えてんの？私の事を？自分は会わせないようにしてんのに？
天月「うらたさんこの前飲み行ったとき、Aちゃんの自慢話ばっかりしてました！ついでに写真も」
『おぉ.....』
あの人、お酒弱いくせに...。
まぁ、言われて困ることはないんだけどね。
『あ、すみません名乗ってませんでしたね。
七瀬 Aです』
天月「はい！よろしくね、Aちゃん！」
＊ ＊ ＊ ＊
たくさん話してお互いいつの間にか敬語が外れていた
明るく元気な天月くんは自然と私の心に入ってくる。
今まで出会ってきた中でこんな早く気を許した人は初めてだ。
天月「僕、Aちゃんがデザインした服好きなんだ！結構お店にも行くんだよねぇ」
『ほんと？そっかぁ〜』
嬉しさに頬が緩む。
直接感想を聞く機会がないから嬉しい(うらたは除く)
一人ニヤニヤしていると天月くんはきょとん、とした顔をして笑みを零した。
天月「なんか、うらたさんがAちゃんを誰にも会わせたくない理由わかったかも」
『え、なにそれ』
次は私がきょとん、とする。
天月くんは私の方に手を伸ばし、頭を軽く撫でた。
天月「かわいい」
『.........は!?!?』
ばっ、と身体を思いっきり引く。
顔に熱が登っていくのが嫌でもわかる。
『なｯ、なん.....、え!?』
キョドる私にくすくすも笑う天月くん。
いや、笑いごとじゃないよ!?!?
うらたには言われ慣れてるのに、初対面の人にはやっぱり恥ずかしいものがある。
天月「ははｯ、そういうとこだよ」
『う、うるさいよ!!』
少年の顔した悪魔だ、と心で叫んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハナボクロ(プロフ) - CIEL☆さん» ありがとうございます！一応完結ですがたま〜に番外編もだそうかとw次もよろしくお願いします！ (2020年2月18日 8時) (
レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
CIEL☆(プロフ) - 完結でいいんですかね…?? 一先ずおめでとうございます。 二人の距離感がまた素敵でした!! お疲れ様でした、次作も楽しみにしています。 無理のない程度に頑張って下さいね応援しています!! (2020年2月18日 0時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» 最後までありがとうございます!! もう次の作品書きたいがために必死に終わらせましたwまた次もよかったらよろしくお願いしますね！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 完結した!?いやもう、ようやくくっついてくれたわ……本当に面白かったです!ツンデレキャラが多いうらたさんのめっちゃデレデレが見れて幸せでした！ (2020年2月17日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» ありがとうございます！私からすると早くくっつけ!!って感じなんですけどねwこの焦れったい感じがいいんです。 (2020年2月12日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハナボクロ | 作成日時：2020年1月1日 15時
