【鬼滅の刃】常識通じないタイプの鬼.弐【トリップ】 (ページ6)

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サンジュウヨンページ6

この世界、鬼滅の刃。

前の世界で
友達に強く勧められていた漫画。

見る気配が全くなかったので
友達はキャラクターの画像を沢山見せてきて

『じゃあ先に推しを作って！』

と言っていた。

当時の私は他の作品にお熱だった為
うーん、って感じで見ていたのだが

ちゃんと気になるキャラクターは居た。

『錆兎！！？いいね！！いいよ！最高だよ！』

『誰を選んでも言ってたろ』

『そんな事ないって！他は他は！？』

━━━━そう、錆兎くん。

友達の推しの親友。
同門同士。

もう亡くなっている少年。

今私の隣を歩いている人の
片側の羽織の元の持ち主。

友達は夢女子だし
私もその気質があったから

夢漫画を見せてもらって
錆兎くんだけ謎にガチ恋しかけたことがある。

「でもあれは二次創作……」

「どうした？」

「あのさ義勇さん」

でも一応関わり持ちたくない！？

まぁ、幽霊なんだろうけど！
私吸血鬼だし！人間じゃないし見えるかもしれないし！

さすがに二次創作と本家の差とか！
理想と現実は違うってのは理解はしてるんだけど！！

お話くらい、しても良くない……！？

「義勇さんの師匠に、会ってみたい」

「鱗滝さんにか？」

「うん。あ、いや別に、駄目ならいいんだけど……」

とりあえずその鱗滝さんって人の住んでいる山に
錆兎くんと、
あと真菰ちゃんって子が居るはずなんだよね！

会えなくてもいいから、行くだけでもいいから。

聖地巡礼感覚で……！

「いくか。早いか遅いかだけの違いだしな」

「うん？？？？？」

「両親に挨拶。みたいなものだろう？」

「うん？？？？？？？？」

「いつか一緒になる訳だし」

「うん？！？！？！？！？！！？」