Bad 19. ページ20
貴「はぁ…よくもまあ…」
目の前に広がるﾀﾋ体と血。
思わずため息が出てしまう。
普通の家ではありえない光景が続く。
この状況に慣れてしまった自分も怖いが。
風呂と自分の部屋を目指し、家の中を歩いていくと、白骨化したのもあった。
私もだが、こいつらもよく飽きないよな…。
ビチャビチャと歩く音が家の中に響く。
掃除しないとな…。
私の家にはこういう事を想定して作られているため、絨毯などは敷いていない。
ある部屋に入り、特大モップを取り出す。
水を付け、廊下にモップを下ろす。
この特大モップは廊下の幅にピッタリサイズで作られているため、
一回やれば、すべてゴミが集まるという優れものだ。
貴「はぁ…やるか。」
ボソッと呟き、前を見据える。
((ダッ
モップを水平に保ちながら全速力で仕掛けを避けながら駆け抜ける。
家が広いため、早く終わらせないと調査兵団本部に今日中につかないかもしれない。
リヴァイ達と約束したんだから今日、顔を見せたい。
貴「ったく…広すぎる家も考えもんだな…」
今度潔癖症の掃除婦でも雇うかな…
家にずっといて、掃除してくれる人。あ、強い人で。
……ま、無理か。
そんな人いたらもう雇ってるはずだしな。
1つ助かるのはこの家には階段がないことだ。
”階段なんかなくても飛び上がればいいこと”
そう考えて作らなかったのだ。
という事で、フロアだけの平坦な掃除のみ。
((ガタン！
モップをかけ終わり、モップの先を見ると、
赤くなった物体が溜まっている。
貴「……。」
無言で”それ”を見つめる。
何とも言えないような気持ちに襲われる。
罪悪感、罪責感…この…モヤモヤした感じ。
((ゴーン…ゴーン……
家にある全部屋に届くくらいの大きな時計が私を我にかえさせた。
貴「いけない…もう…こんな時間だ。」
”それ”を捨てて、振り返ると綺麗になった床が私を映す。
貴「早く、お風呂入ろっかな…」
だだっ広い家を歩き、部屋を目指す。
((スタスタ
貴「…リヴァイ……」
なぜ彼の名前を発したか彼女は深くは考えなかった。
調査兵団本部まであと2時間＿＿＿＿＿
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カルク(プロフ) - 菜央さん» ありがとうございます！頑張りますね( *｀ω´) (2015年1月7日 15時) (
レス) id: 4fb59d232f (このIDを非表示/違反報告)
菜央 - カルクさん» 頑張ってください！応援してます！ (2015年1月7日 2時) (レス) id: ce2a0228df (このIDを非表示/違反報告)
カルク(プロフ) - 菜央さん» コメントありがとうございます！ 頑張って期待にお応えできるように更新します！ (2015年1月6日 22時) (レス) id: 4fb59d232f (このIDを非表示/違反報告)
菜央 - 気になる・・・ (2015年1月6日 4時) (レス) id: ce2a0228df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルク | 作成日時：2014年12月4日 20時
