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八話「思い出すは松の影。」 ページ9

Aside

『…っ…2人共大丈夫…?』

しっかりしろ俺。

新八「…Aさん……。」

神楽「………私達…どーしたらいいアルか…」

…銀時を信頼してくれているんだ。

そんな子達の前で弱音は駄目だ。

『………とっても悲しいけど…、
…銀時の事、信じてやって。』

新八「……銀さんとは…」

………。

もう、隠せないよね。

『元恋人なんだ。』

新八/神楽「………ええぇぇぇ?!?!」←

そりゃそーなるよな笑

『ふふっ笑…銀時に振られちゃったけど、
まだ諦めきれないんだよね。』

ほんと、諦めが悪い。

でも…好きだから仕方ない…。

新八「しかも振ったの銀さんんん?!」

神楽「嘘ネ!信じられないヨ!!
あの腐れ天パ何してるアルか!!」←

ほんっと何してんだかな。←←

『ねぇ神楽ちゃん……夜兎族だよね?』

神楽「!…何で分かったアルか!」

『俺も夜兎族なんだ。』

後…どっかで見た事あるような顔

なんだよな〜……。

神楽「でも…っ傘持ってないヨ…」

『俺は夜兎族と吸血族のハーフなんだ。
…何でか太陽は大丈夫みたい…。』

どっちも太陽に弱そうなのになぁ←

『…それと、万事屋はこんなんだから…
…新八君、神楽ちゃんを家に泊めてくれるかな?』

女の子一人は危ないからね。

新八「はい!…っAさんは良いんですか?」

神楽「……。」

『俺は大丈夫だよ。ありがとうね。
……気をしっかり持つんだよ。』

ー俺は2人の頭を軽く撫でたー

新八/神楽「「…///」」

照れてる…可愛らしいな。

『……。』

俺はふたりが見えなくなるまで

手を振り続けた。

……時折こちらに振り向いては、

振り返してくれる。

………何だか懐かしいなあ……、

ー俺は半壊した万事屋を見上げるー

『……。』

桂「…これは派手にやったな。」

『…小太郎…江戸の町案内してよ。』

桂「…良かろう。」

銀時が愛してたこの町を、

この眼に焼き付けておこう。

九話「泣き上戸は昔話に弱い。」→←七話「何方も辛いなら、ソイツが幸せになるように。」



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作者名: | 作成日時:2024年3月14日 22時

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