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三十九話「忘れられない接吻を共に。」 ページ40

Aside

坂田「…A、新八、神楽…もういいから、
あの爺さんとガキを追え。」

新八「でも…っ!」

坂田「後で…後で絶対追いつくからよ。」

……ほんと…無茶するんだから…。

ーチュッ

坂田「!//…っえ?!///」

今は頬だけど…、

『口には…追いついてからだからね//』

ー俺達は橋田賀兵衛を追い掛けるー

『っ…!』

っこんな所にも浪人共が…!

新八/神楽「「っAさん!/A!」」

『っ早く行きなさい!』

浪人「おらぁ!」

っ数で押そうだなんて100年早い。

ーキィィン…ドサッ…ドサッ…

浪人共が、峰打ちをくらってドサドサと

倒れていった。

『全く…剣を振り回してるだけじゃないか。』

人殺しの剣では、

俺達の剣には届かない。

坂田「A!」

『ん…銀時!怪我は?』

坂田「大丈夫だ!あいつらは!」

銀時と合流した俺は、

皆の後を追いかけて行った。

ーーーーーーーー

そして、

お房「…今度は…橋田屋の主人としてじゃなく…
…ただのお爺ちゃんとして来てくれませんか?」

勘七郎「あぅあー…」

お房「…お茶菓子くらい出しますから。」

橋田「っ…」

お房さんの思いやりと、勘七郎君の

愛らしさが、

妻を早くに亡くし、剰え息子にも先立たれた

橋田さんの心に響き、

蟠りを溶かしたみたいだ。

『……良かった。』

ーーーーーーーーーーー

お房さんと勘七郎君に別れを告げ、

その帰り道、

坂田「時期に春も終わりやがるな。」

…何だか切ないな。

『…また来年だね。』

…銀時…本当に桜が似合うなあ…//

坂田「そうだな…その…A?//
…俺、戻ってきたんだけど?//」

『…っ此処で…?///』

ーグイッ

坂田「…口には…追いついてからなんだろ?//」

っ狡いなぁ銀時は…。

『…甘やかし過ぎたかな///』

ーチュッ…

坂田「…最高に甘ぇな//」

『///』

ーそして、銀時が腰から手を離して
歩き出した瞬間ー

ーガシャーン…!!

俺の刀が壊れる音がした。

『っ?!』←←

今確かに鞘から衝撃があった…!

坂田「?…今の音」

『いやいやいや!!何も聞こえなかった!
何も聞こえなかったよ!!』←

坂田「いや今ガシャーンて」

『そんな事より!肩の手当しないとな!』

落ち着けぇ俺〜…。

坂田「…こんなの何ともねぇよ。」

『はいはい分かりましたよ〜』

ーーーーーーー

それから、銀時の手当し終わって…

ご飯も食べて、皆眠りについた時…

『……。』

ー俺は家を出る決心をした。

四十話「恋人に逃げられたくなかったら日頃の行いを改めろ。」→←三十八話「母ちゃんたるもの。」



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作者名: | 作成日時:2024年3月14日 22時

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