今日も頑張ります

6日 ページ7

トントン君と、下駄箱まで向かい
なんともない雑談をする

トン「葉月さんは、運動めっちゃ得意ですよね、
　 体育祭のときすごくかっこよかったです」

『えぇ！見てたんですか！なんか恥ずかしいw』


そんな、話をして下駄箱から、靴を取り出した


ﾋﾟﾗｯ
隣で、紙の音がなる


『トントン君それ…』

トン「あー、気にしないとこ、な？」


そう言われる、何か嫌なことなのだろうか
あれは、絶対手紙でとても綺麗だった

ラブレターか…トントン君モテるし


そう思っていた

トン「あ、でも、葉月さんは、彼氏さん居られるん
　 ですよね」

『そうですね』
仲は良くないが


トン「リア充なんですね…」

トントン君が、少し寂しそうな声で言う
なにか、申し訳ない気持ちがあってしまった


『トントン君も、顔や性格いいし、モテるよ！』

これは、本音なんというか、揃ってるものが
あるのは、本当にいいこと


羨ましい…

トン「なんか、ありがとございます//」

少し顔が赤そう、大丈夫かな？



どうやら、トントン君も自転車帰りのようで
話しながら帰っていった



春の初め少し暖かいぐらいのちょうどいい風がふく


トン「今年も始まるとなるとなんか、大変ですね」


『そうですね…あの、敬語外さないかな？なれない』
そう気づいた


トン「いいん？じゃ、はずすな」

『任せろ、トントンな』


トン「いいけど、俺なんて呼んだらええん？」

『うーん、Aでいいけどな』


トン「じゃあ、Aで」

『ありがと！』


会って1日目、とてもいい人に、敬語ではなくて
呼び捨てまで行きました


これは本当に良いことなのでしょうか、…



トン「あ、ここ曲がるんやけど」

『え、私まっすぐだから、お別れか』

それは少し広い道での会話



トン「なるほどな、じゃ、また明日なー」

『うん、バイバイ！』


手を振ってさよならを、する



『はぁ…疲れた、いいのかな本当に私……』

どこか、不安そうな気持ちで帰る



『た、ただいま…』
声は聞こえない程度…


自分の部屋に、カバンを置いてスマホを手に取る
通知がたくさん来ている


LINEや、Twitter、インスタ、そのた、もろもろ
片っ端から片付けていく



インスタのストーリーを見ていると、
同級生の子達が、２年生なった！みたいなストーリーで
いっぱいだった


自然と嫌な気持ちになる


『あぁ、みっともない……だから、馬鹿なんだよ』


ずっと言いたいんだ、羨ましいって

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