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10話。 ページ12

『正直言うと鬱陶しいけどしょうがないんでしょ。


まあ、死ねるのは嬉しいし。


絶対殺してよね。』



「もちろん。」


死神は暗闇に笑みを浮かべた。




────────────
──────
──


『鬱陶しい。』

「だから昨日言ったじゃん。」


死神がくっついてくるのは思っていたより


非常に鬱陶しかった。



『あー、お前本当邪魔。』


「ひどー。


でも俺がいないと死ねないけどいいの?」



『やっぱ邪魔じゃない。』


「あは。」



その時友人が私の隣に並んだ。


「おっはよー!A!」


『あ。おはよー!』


「今日体育あるよー、マジやだー」


『私体育嫌いじゃないなー』


「マジで?!すご〜」


友人と下らない会話をしながら教室へ歩いて行った。


教室につき、それぞれの席に着くので私は一人になる。



するとまた死神が話しかけくる。


「あんた二重人格なんだー。キャラ作りすぎー。」


『うっさい。』


「大変だねー。」


『知ってるならちょくちょく話しかけてくんな。』


「それは無理」


『この死神野郎が。』


「こわー。」

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作者名:立花 花泣 | 作成日時:2017年2月26日 5時

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