9話。 ページ11
「死神の仕事は、生きている人がいる世界、この世の
死亡予定者を殺してあの世に連れていくことです。
死神は死亡予定者の死亡予定日の3ヶ月前から
死亡予定者を見張らないといけません。
そして、
死亡予定者の死亡予定日きっかりに死亡予定者を殺します。
ちなみにあんたの死亡予定日は
〇月〇日〇曜日、午前8時27分54秒。
この時間がズレると、この世とあの世が上手く噛み合わなくなってしまうので
この世の人口が激減したり激増したりしてしまいます。
なので死亡予定日はしっかりまもらなくてはいけません。
もし死亡予定日に死亡予定者を殺さないと
死神は消滅し、2度と生まれ変われなくなります。
人間も同じです。」
『……。』
「はい、これでおしまい。
意味わかった?
だからあんたを今すぐには殺せないわけ。」
『……わかった。』
Aは少し不貞腐れたような言い方だった。
「そ、ならよかった。
ってことで、今から俺はあんたを見張るんだよね。
四六時中ずーっとくっついてるけど気にしないでー」
『……お風呂もトイレもくるわけ?
変態死ねクソが。』
「あ、いや流石にそれは殺されそうなので止めときます。」
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作者名:立花 花泣 | 作成日時:2017年2月26日 5時