11 ページ12
・
キバナに抱きしめられながら少しずつ落ち着きを取り戻していると、私の膝に何か温かいものが当たる
「ヌメ〜、」
『!ヌメラ…!』
キバナから体を離し、ヌメラを抱き上げる
『ごめんね、ちゃんと守ってあげられなくて…』
ぎゅっと抱きしめると、またもやキバナにヌメラごと抱きしめられた
「なに言ってんだ、お前は十分ヌメラのこと守ってたろ」
な?とキバナはヌメラに問う
するとヌメラは愛くるしい笑顔で私の方へとすり寄ってきた
『ヌメラ…』
「ありがとうな、A。ヌメラを守ってくれて」
キバナの優しい声と優しい表情で
また泣きそうになってしまった
・
・
あのあと、スタジアムの中へと戻ると、ポケモンたちが一斉に駆け寄ってきた
特にエンペルトはさっきから私のそばを離れない
この子はポッチャマの頃から甘やかしすぎたのか、エンペルトとなった今でも見た目に似合わず甘えてくる。
でも一番戦闘慣れしてるのでとっても強くて頼りになるのはこの子だ。
今は甘えるというよりも心配してくっついてくれてるんだろうな。
しばらくポケモンたちとゆっくりしているとキバナがやってきた
「A、今日はもう帰って休んでくれ」
『え、私は大丈夫だよ?』
「俺が大丈夫じゃないんだよ、家でゆっくりしろ、な?」
大丈夫なのにだめだと譲らないキバナ
「送るから、帰る準備を…」
『え?!いいよ!一人で帰れるし!!』
「だめだ、絶対だめ!」
出たよ、過保護なキバナ…
『スタジアムから家までそんな遠くないし…』
「何かあってからじゃ遅い」
『大丈夫!今度はほら、ポケモンたちもついてるし、ね?」
これで納得するかな…?
「…分かった、じゃあムクホークに頼んで飛んで…」
「歩いて帰れるから!!!」
・
847人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ただ、推しに踏まれたかっただけなんです - 口角が天井に刺さったんですが❗ (2022年12月27日 0時) (レス) @page22 id: 2c9405a8af (このIDを非表示/違反報告)
k.k - すごく面白いです!キバナさん、かっこよ、、、 (2020年9月29日 15時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
na(プロフ) - kuroさん» 更新お待たせしてしまって申し訳ございません…!神小説だなんて(泣)また読んで頂けたら嬉しいです…応援ありがとうございます! (2020年6月29日 20時) (レス) id: 36fe839ac8 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - 最高のキバナさんです!神小説ありがとうございます!ホント最高です!更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい (2020年1月25日 13時) (レス) id: 922f0caa1e (このIDを非表示/違反報告)
na(プロフ) - miyuuy0214さん» コメント有難うございます!一緒にキバナさんにガチ恋しちゃいましょう〜(〃ω〃)応援とっても励みになります!有難うございます! (2020年1月10日 22時) (レス) id: 36fe839ac8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:na | 作成日時:2019年12月7日 19時