検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:197,080 hit

10 ページ11




____ドカッ


大きな音を立てて私の肩を掴んでいた男は倒れた


「Aっ!!」


目の前にはキバナ

急いで駆けつけてきたのか肩で息をしている


『キ、キバナ…っ』


…きて…くれた…


キバナは思わずしゃがみこんでしまっていた私のもとへすぐさま駆け寄ってきて、頰を包むように手をあてる


「怪我は?」

『だ、大丈夫…』


私の返事を確認するとキバナは立ち上がり、もう一人の男の胸ぐらに掴みかかる


「お前ら…俺様のAに何しようとしてたんだ…?」


キバナの声は低い

それにいつものような優しい目つきではなく、鋭くつり上がっていて本気で怒っていると分かった


「な、なにも!俺はただ…」

「ふざけんな…」


殴りかかろうとするのが見えて、思わずぎゅっと目を瞑った


ガッ


キバナの拳は、男の顔すれすれに横の壁に当たった


「ヒッ、、ごめんなさい、っ!」


男は倒れていたもう一人の男を引きずるように逃げ出していった


『キバナ、』


しばらく自分を落ち着かせるように立っていたキバナだったが、名前を呼ぶとすぐに駆け寄ってきてくれた


「A…!」


そして一瞬で全身が包まれた


『っキバナ…』

「遅くなってわりぃ、」


顔をキバナの胸に押し付けてぎゅうと抱きつく

安心する優しいぬくもりにずっと我慢していた涙が今になって溢れ出してくる

キバナはポンポンと背中を撫でて受け止めてくれた


「もう、大丈夫だ」

『うん、』

「…顔、見せてくれねぇか」


そう言うと、キバナは少し私から体を離し、顔を覗き込んでくる

そして私の瞼にそっと口づけを落とした






_______________________________________________________


ありがちなシチュですがキバナさんに助けてもらいたくて書いてしまいました…

そしていつの間にか沢山の方に読んでいただき、とても嬉しいです…(;;)♡
拙い文章ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします*

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (296 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
847人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ただ、推しに踏まれたかっただけなんです - 口角が天井に刺さったんですが❗ (2022年12月27日 0時) (レス) @page22 id: 2c9405a8af (このIDを非表示/違反報告)
k.k - すごく面白いです!キバナさん、かっこよ、、、 (2020年9月29日 15時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
na(プロフ) - kuroさん» 更新お待たせしてしまって申し訳ございません…!神小説だなんて(泣)また読んで頂けたら嬉しいです…応援ありがとうございます! (2020年6月29日 20時) (レス) id: 36fe839ac8 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - 最高のキバナさんです!神小説ありがとうございます!ホント最高です!更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい (2020年1月25日 13時) (レス) id: 922f0caa1e (このIDを非表示/違反報告)
na(プロフ) - miyuuy0214さん» コメント有難うございます!一緒にキバナさんにガチ恋しちゃいましょう〜(〃ω〃)応援とっても励みになります!有難うございます! (2020年1月10日 22時) (レス) id: 36fe839ac8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:na | 作成日時:2019年12月7日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。