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学生執行部とは1 ページ10

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紘基「残ってるのは全員で…6人か。じゃあノートを配っていくね！…はいどうぞ」



光原先輩が1人ずつ手渡しでノートを配っている。ということは私にも…！？



紘基「君で最後だね。はい、どうぞ！」

『あ、ありがとうございます…』



う、うわぁー…碌に目、見れなかった…。変な奴って思われなかっただろうか…。

にしても、光原先輩は明るくて好青年って感じだ。木村先輩とは雰囲気が全然違う。



紘基「えー、このノートは前任の3年の方が書き残してくれたものです。それをコピーして皆に渡してるので、無くさないようにお願いします！」



パラパラとめくると、構内の写真や食堂のメニューやら沢山の情報が載っている。他にも、○○学科の教授の情報や授業のことまで…。



『(こんな沢山の情報を学生執行部の人は覚えて、新入生に教えてるってこと？すごい…)』

紘基「さて…ここからは執行部の仕事の話に入ります。

前期の間は、ここに載ってる情報を新入生に教えることがメインの仕事です。○○学科は水曜2限の”オリエンテーション”って授業でね。

後期からは、イベント運営がメインの仕事です。文化祭とかクリスマスパーティーとかですね。

部活会議は通年やっていて、1ヶ月に1度は学科ごとに決まった月のまとめ役を務めます。俺たち○○学科は6月の予定だったんだけど…3年の担当者が居ないので、後期に変更になりました。そうだよね？」

『(さっきまでの雰囲気と違う。真剣、って感じだ)』

夏希「うん、10月」

紘基「というわけで10月までの内1回は部活会議の下見もしてもらいます。見とかないと出来ないしね。

あ、部活自体は週2で17：30から。終わる時間はその日の議題によるけど、大体は19：00までです」

夏希「後期はイベントの話し合いするから、かなり遅くなるって覚悟しといた方がいいよー」

紘基「去年の10月なんてクリスマスパーティーの内容に詰まって、20：30まで会議やったらしいしね」



20：30！？そんなのもう学校閉まってるんじゃないの！？



夏希「守衛さんにかなり怒られたらしいよ笑」

紘基「まぁ内容はこういう感じで。正直、かなりハードです。

それに君たちは新入生で、学校生活を送ることで精いっぱいだと思う。執行部に入ったら覚えること、やることが多くて他の学生の何倍もの努力をしなくちゃいけない。

執行部の選抜には、その覚悟を持って参加してください」

『(覚悟…)』


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