再奮闘 ページ21
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ーno sideー
Aが去った後の、学生執行部の部室では
夏希「はぁ…。光原なにやってんの?」
夏希が呆れた顔をしながら紘基に話しかけていた。
紘基「…別に普通のこと言っただけだろ。仕事のことだけ連絡しろ、って」
夏希「言い方が冷たいんだよ。春野さん怖がってたし」
紘基「わかったわかった。後でフォローしとく。じゃ、お疲れ」
夏希「…自分のこと聞かれるたびにそんな反応して、春野さんが辞めたいって言いだしたら許さないからね」
紘基「…」
バタン
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ーA sideー
『はぁーーー!!!なんであんなこと聞いたんだろ…。もうちょっと考えて発言しないと駄目じゃん!こんなんじゃアタックどころか嫌われそう…。…もう嫌われてたりして』
もしそうだったら泣く…。今度会ったときに改めて謝らないと…。誰にでも他人に知られたくないことくらいあるし。
『…そうだ。光原先輩の連絡先、知ってるんだった!謝ろ…。でも、まずは挨拶からだよね?挨拶して…謝る?どういう文章にすればいいんだろう…』
そんな風に文章を悩んでいると、ピロンと軽快な音が携帯から鳴った。
紘基お疲れ様、光原紘基です。さっきの部室でのことごめんね。俺、自分のプライベートな話するの苦手だからあんな反応になったんだ。
紘基だから今後も仕事のことを中心に聞いてもらったら助かるよ。これからよろしくね。
『光原先輩…』
Aお疲れ様です、春野Aです。いえいえ、こちらこそ何も事情を知らずにすみませんでした。今後は、質問は仕事に関することだけにします。これからよろしくお願いします。
『これで…大丈夫かな。…はぁ。アタックは…無理だな…』
仕事の話しかできないのに、押すなんて私にはできない。
でも…このまま諦めるのも…嫌だ。どうすればいいんだろう…。仕事の話かぁ…仕事…
『そうだ…仕事を頑張ればいいんだ!頑張って…光原先輩に認めてもらって、仲良くなればいいんだ!そうとなったら勉強!』
私はノートを取り出して、また勉強を始めた。
まぁどうせ節約を意識しすぎて、うちにはテレビ無いから、やることと言ったら勉強くらいしかないんだけどね…笑
春野A、構内の勉強をもっと頑張ります!
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みびみやこ(プロフ) - チックタックさん» コメントありがとうございます!書きたいことが多すぎて中々発展しなくて申し訳ないのですが、そう言ってくださると嬉しいです!こだわっていきたいと思います!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月23日 18時) (レス) @page42 id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
チックタック - 話の内容がすごく作りこまれている! (2021年9月23日 14時) (レス) @page43 id: b901e895c9 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - みらいさん» 面白い!?!?ありがとうございます!少しずつではありますが進めていきます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月17日 20時) (レス) id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - すごくおもしろいです!無理のない範囲で更新頑張ってください (2021年9月17日 20時) (レス) id: 942628a425 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - にら。さん» 返信遅くなり申し訳ございません。好きというコメントありがとうございます!これから定期的に更新していければと思いますので、読んで下さると嬉しいです!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月14日 18時) (レス) id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みびみやこ | 作成日時:2020年9月18日 23時