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初部活 ページ18

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『(今日は初部活…。この前、人生初の…って意気込んだけど、学生執行部としても人生初部活なんだから、今日はそっちに集中しないと…。

…決して怖気づんたんじゃないからね、決して…)って、誰に言い訳してんの…』



時刻は17：10。部室の前で何を理由にか…妙に緊張してしまう。



『(こ、こういうのってノックしてから入った方がいいのかな？あれ？こういう時のノックって何回すればいいんだっけ？失礼します、って言うべきなんだっけ…？)』

？「あれ？春野さん？」

『！光原先輩…』

紘基「改めまして、光原紘基です。これからよろしくね！はい、握手」

『は、はい…！よろしくお願いします！』



あ、握手しちゃったー！！て、て、手に触ってしまったー！！



紘基「部室空いてなかった？」

『すみません、わからないです…。その…ノックしなきゃいけないかな？とか考えてて…』

紘基「なるほど笑 でもノックはしなくていいから。これからは春野さんの部室にもなるんだから」

『！！(私の…部室)』


ガチャ


紘基「おっ、空いてるじゃん。お疲れー」

『お、お疲れ様です！』



光原先輩の後について部室へと入る。



夏希「お疲れー。あっ！来たね、新入部員」

『木村先輩！今日から、よろしくお願いします！』

夏希「うん、よろしく。皆が揃ったら1回挨拶してもらうね」

『はい、わかりました！』


ーーーーー


『本日から学生執行部として活動させていただきます、○○学科1年の春野Aです！未熟な点が多々あると思いますが、一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします！』

「よろしくー！」

「いいぞー、1年！」

夏希「まっ、あんまり気張らなくていいから。締めるとこ締めてくれたら誰も文句なんて言わないよ」

『はい！』



部活動紹介の時に壇上にいた先輩たち…。1・2歳だけ年上なだけなのに、どうしてこんなに大きく、たくましく見えるんだろう



夏希「○○学科の授業のことは光原に全面的に任せるから、よろしく。じゃあ今日から夏祭りの企画について話し合っていきたいと思います」

『(夏祭り…。年間スケジュールに書いてあったな。確か前期の授業終了日だったよね)』



メモ帳を取り出して木村先輩の言葉に耳を傾ける。



夏希「去年の夏祭りでは…」

『(そういえばこういう司会するのって3年じゃないんだ。この前の部活動紹介も木村先輩がやってたし…どうしてだろう)』


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