面接1 ページ13
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『○○学科1年の、春野Aです。本日はよろしくお願いします!』
律「うん、元気良くていいんじゃない?」
今日は、学生執行部の面接日。紀元くんに挨拶の最終確認をしてもらっていた。
『面接まであと30分…。そろそろ行こうかな』
律「そうだね。遅刻なんてしたら論外だろうし。いってらっしゃい」
『紀元くん…。ありがとう!』
律「えっ?いいよ、面接の練習くらい」
『ううん、それだけじゃない。面接受けようと思ったのは、紀元くんのおかげだから!だから、ありがとう!』
紀元くんが気づかせてくれなかったら…私は面接を受けてなかった。多分、他の人が執行部として働いてるのを見て、そこで初めて気づいて…後悔してた。
律「…そっか。どういたしまして」
『じゃあいってきます!結果は連絡するね』
執行部のノートをしっかりとカバンに入れ、部室へと歩みを進めた。場所は何度も確認したからきちんとわかっている。それにノートの内容だって何度も読み返して、完璧とは言えなくても大体のことはわかってきた。
実際に、紀元くんや友達とノートを元に、構内散策もした。私は周りに恵まれている。
『…着いた』
17:30まではあと25分。白いプレートに「学生執行部」ときちっとした字体で書かれている扉の前には、まだ私以外の人は居ない。
『(どのくらい人くるかな…。この前の説明聞いてたのが6人だったから、最高6人ってことだよね)』
?「あれ?もう誰かいる。○○学科の1年の子ー?」
『!?あっ、木村先輩!は、はい、そうです!』
階段の下からサラサラストレートの髪をなびかせながら、木村先輩が階段を上がってくる。
『(この前はスーツだったから、私服だと印象変わるな…。クール美女!って感じだ。かっこいい!!)』
白パーカーに黒スキニー。シンプルだけど、それが良く似合ってる。
夏希「へぇー、覚えててくれたんだ。あなた名前は?」
『春野Aです!』
木村先輩が部室の鍵を開けて、椅子を取り出す。
夏希「春野さんね。面接までまだ時間あるから座って待っててもらえる?あと、他に面接希望者来たら、中に声かけるよう言ってもらいたいんだけど…いいかな?」
『はい、わかりました!』
夏希「じゃ、よろしく。…あっ、今日の面接は私と光原でやるから。頑張ってね」
バタン
………光原先輩も??私、まともに話せるのか????
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みびみやこ(プロフ) - チックタックさん» コメントありがとうございます!書きたいことが多すぎて中々発展しなくて申し訳ないのですが、そう言ってくださると嬉しいです!こだわっていきたいと思います!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月23日 18時) (レス) @page42 id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
チックタック - 話の内容がすごく作りこまれている! (2021年9月23日 14時) (レス) @page43 id: b901e895c9 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - みらいさん» 面白い!?!?ありがとうございます!少しずつではありますが進めていきます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月17日 20時) (レス) id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - すごくおもしろいです!無理のない範囲で更新頑張ってください (2021年9月17日 20時) (レス) id: 942628a425 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - にら。さん» 返信遅くなり申し訳ございません。好きというコメントありがとうございます!これから定期的に更新していければと思いますので、読んで下さると嬉しいです!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2021年9月14日 18時) (レス) id: 9a02bb3167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みびみやこ | 作成日時:2020年9月18日 23時