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ついてこないで。 ページ5

は…?今、なんて言った?



わたしが好き?








意味がわからない。私はあんたなんか大嫌い。







『私はあんたなんか嫌い。』





そう言って、屋上のドアノブに手を置いた時








ーバシー







手首を掴まれた。





「俺、小笠原 海。君の名前は?」






名前なんか教えない。





『言いません。もういいですか?』




海「ダメ。」





何言ってんのこいつ。いい加減にして。




私はドアを開けて出ようとした時、小笠原が私の背中に叫んだ。





海「俺はお前を諦めない!ずっと守ってやる!!ついていってやる!」




ついていく?こないでよ。






もっと虚しくなるじゃん。




ー『ついてこないで。』ー




そういって私は教室に戻った。









皆からの視線は全て私に向けられた。






お前、大丈夫か?と吉野先生が私の元へ駆けつけた。





だから大丈夫じゃないって。







『大丈夫です。』





こうでも言わなきゃ教師というものはしつこい。




吉「そうか。辛かったらいつでも相談乗るからな。」







私の心配をしてくれているのは教師と…。







『小笠原 海…。』





吉「ん?なんか言ったか?」





おっと。口に出ていた。



『何でもないです。』




小笠原 海。ね。

もちろん二人とも頼りにはしない。




一生一人でこの虚しさを感じていく。


そう決めた。








ーついてこないで。ー

やっぱりついていかせて。 海side→←やめて。



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設定タグ:超特急 , カイ   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年6月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2016年12月31日 0時

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