8話 ページ9
「私、もうトレーナーなのかぁ…」
なんて独り言をする。なんとなくボールにいるフォッコを見てみる。目が合うとこの子はいつも笑っている気がした。
…まだ出会ってほんの一時間ほどだけど。
でもそれくらいこの子は、私に笑いかけてくれている、そんな気がした。
「えぇっと…この地図では最初は…ハクダンシティか…」
つい先ほど母さんからもらったカロス地方の地図。なんで持っていたのかは謎だ。でもありがとう。
ハクダンシティに行くためには、ハクダンの森を抜けなくてはならないらしい。
「森か…虫苦手なんだけどなぁ」
すこし気が滅入る。
だめだめ！ こんなこと考えてちゃ！ 上を向いて歩こう！
『あんたにはポケモンがいるんだから、簡単に砕けっこないわよ！』
母さんもそう励ましてくれたんだ。頑張らなくちゃ。
「この橋を抜ければ2番道路。ハクダンの森に行けるのね。よーし！ れっつごー！」
2番道路に出るとすぐサナちゃんとカルムくんがいた。
「あっ！ A！
一緒にカルムにポケモンの捕まえ方教えてもらお！」
「うん！」
サナちゃんの話によると、どうやらカルムくんの両親はすごいトレーナーらしい。そのせいかカルムくんもポケモンについてそれなりの知識はあるそうだ。
「両親の話されても、オレには関係ないけどね」
「えーそう？」
「そうだよ」
「えへへ」
カルムくんはサナちゃんに軽くチョップをしていた。
な、仲良いのかな…付き合ってたりして…。なんてちょっとだけ気になってしまった。
「まぁとりあえず、今からポケモン捕まえるから、しっかり見てなよ2人とも」
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かしのん(プロフ) - こちらから→http://uranai.nosv.org/u.php/novel/1f58669af51/ (2016年8月1日 15時) (
レス) id: 75e1f06cde (このIDを非表示/違反報告)
かしのん(プロフ) - この作品を書いています本人です。スマホの機種変によりパスワードがわからなくなって書き直しています。 (2016年8月1日 15時) (レス) id: 75e1f06cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしのん | 作成日時：2016年5月29日 19時
