進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ9)

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Episode 4-2 私が望んだコトページ9

体の力が抜け、ドアに沿いながら座り込む。

力が、入らない。

レ「あらやだ、ごめんなさいねぇ？これ、普通のお酒じゃなくて私"特製のお酒"だったわ～。色々調合して出来たものなんだけどこんな効果なのね～。好都合だわ♪」

そう言うと、ヒールをコツコツと鳴らしながら私の前まで歩いてきた。

途端、私の襟元を思い切り掴んで顔を近づけた。

レ「前は殺り(やり)そこねたけど、今回は上手くいきそうねっ。テンション上がっちゃうわ♪これでやっと、リヴァイは私のモノになるのね…」

そして私を掴んだまま立ち上がり、引きずってベッドの上に放り投げた。

そして私の上をまたがって、白衣のポケットからナイフを取り出した。

私、死ぬのかな

リヴァイの役に立つために、率先して計画を実行したはずなのに

怖気付いたのは事実だ
けど、これでも頑張ったほうだよリヴァイ

もう、何もできないや

レ「綺麗な刃でしょう？私、一瞬で終わらせないわよ。ジワジワと痛みを味わって、楽しんでねん♪さ、いくわよ～まずはお腹ね♪」

ボタンを外された。
冷たいものがお腹に当たる。

不思議と怖くなかった
ただ

リヴァイにもう会えなくなることのほうがよっぽど怖い
リヴァイ、最期に会いたいよ…