進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ33)

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Episode Final ページ33

＊…A…＊

綺麗

それ以外の言葉が見当たらない。

空一面に広がる星の海。

手に掴めそうな程の星々に、どれが星座かわからない。

リ「Aよ、俺は永遠なんてモノは信じない。」

リ「ーー結果は誰にもわからない。だが」

リ「お前となら信じてみたいと思った」

星達の明かりに照らされて、こちらを向くリヴァイに胸が高鳴る。

リ「A…愛してる。

これからも、ずっとだ。

これはその証の一部だ」

そう言ってリヴァイはそっと私の左手を取った。

少し、指にひんやりと感じた。

指元を見ると、そこには細く可愛い指輪があった。

その指輪には生まれて初めて見る宝石の様なものが散りばめられておりよく見ると刻印があった。

二人の名前が書かれていた。

私は嬉しさと感動のあまり涙を流さずにはいられなかった。

A「リヴァイっ…！」

思い切り抱きしめた。

わんわんと泣く私にリヴァイは背中をトントンしてくれた。

リ「ありがとう」

この星空の下。

私達は、やっと

やっと繋がることができた。

これからの未来、

何があってもリヴァイと生き抜いて

死ぬ前には、リヴァイにいつまでも愛しているとそう言いたい。

私達はお互いに見合って、そっとキスを交わした。

Fin.