進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ31)

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Episode 13 流れ星ページ31

訓練が終わってシャワーを浴び、白いシャツを着てボタンを閉める。

そして団長室へ向かった。

ノックを2回ほど鳴らす。

エル「入りたまえ」

A「失礼します。団長、この紙を……リヴァイ？」

団長に入ると、リヴァイが書類みたいなものを書いていた。

名前を呼ぶとこちらを向いたリヴァイ。

聞かなくてもわかる。

あの目は、

「隣に座れ」

そう言ってる。
絶対。

静かに歩み寄って小声で失礼しますと言ってからソファに座った。

エル「それで、A。紙とは？」

A「あぁ、これです！」

ぴっと差し出すと、なるほど、と頷いた。

エル「改めてよろしくな」

こちらこそ

そう言って握手をした。

リ「おいA」

A「はいっ」

不意に名前を呼ばれ、声が裏返った。
恥ずかし…

リ「書け」

えっ

私になにを書けっていうの？

そう言って目の前に無造作に置かれた書類を見ると、私は目を疑った。

婚姻届……！！？

あまりにも唐突すぎじゃない！？

A「えっ、リヴァイ、えっ」

リ「なんだ。この届けを書くのにお前の意志は必要ない」

…簡単に言うと早く書けってことかな。うん。

エル「大変だな、君も」

そう言いながら、他人事のように笑った。
いやまぁ他人事なんだけどね…

あまりにも急で、収拾がつかない。
嬉しいけど…！

これはリヴァイに内緒。

リヴァイははてなマークを浮かべていた。