進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ21)

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Episode 8-3 2人の日常生活ページ21

＊…Aside…＊

リヴァイは、びっくりするかな…。

表情には出ないし、ちょっとわかりにくいけど…

仕方ない、よね。

A「あのね、リヴァイ」

ソファに座り、あったかいお茶を飲む。

リヴァイは私の隣に座って、片腕を私の後ろに回す。

相槌をうたないリヴァイに私は話を続ける。

A「私…」

この人は本当に聞いてるの？

そう思って、ちらっとリヴァイを見るとばっちし目があって体がビクってなってしまった。

A「兵士に、戻れた…。戻れたの…！これでまた、リヴァイと同じ戦場に行くことができる……人類に、心臓を捧げれる…！」

ゆっくり振り返ると、見たこともないようなあったかくて優しい笑みを浮かべたリヴァイがいた。

でもそれはほんの一瞬の話。

瞬時にいつもの険しい？顔に戻った。

リ「A、言っておくがお前の言ったとおりここは戦場だ。だが、命の捨て所を間違えるな。勝手に死ぬことは俺が許さん」

A「リヴァイ……」

本当に優しい人だよ

こんな人、どこを探したってそういない。

だからみんな「兵長！」ってついてくる。

A「リヴァイ、ありがとう。……リヴァイ？」

返事の無いリヴァイを不思議に思って見ると私と肩にもたれてきてすーすーと寝始めた。

そういえば、エルヴィン団長に聞いたけど私が病室に3ヶ月くらいいた間、リヴァイ休む事なく訓練や任務に励んでいたという。

その疲れが出たんだなぁ

お疲れ様、リヴァイ。

そのまま私も眠りについたのであった。