進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ3)

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Episode 2 自分の選択ページ3

クソッ

エル「…リヴァイ、聞いているのか？」

リ「……あぁ」

正直、エルヴィンの話は聞いていない。

それよりも俺は焦っている。
"アレ"を今日するなど思ってもいなかった。

それはAとぶつかって、目の前でレイとキスした(正式にはさせられた)日のことだった。

レ「ねぇリヴァイ。私、あの子に興味持っちゃった♪だから、色々とお話したいの。」

リ「それで？」

レイが淹れた美味くない紅茶に一切口をつけずに話を聞いていた。

レ「だから、Aちゃんと女子会しようと思って！素敵だと思わない？まぁ、男の貴方にはわからないでしょうけどね♪」

女子会だと？
2人きりで？
危険すぎる、2人きりにはできないな。

リ「2人でするのか？」

レ「あら、愚問ねリヴァイ。当然じゃない。私はあの子とじっくり話がしたいのに他人なんて入れたら聞きたいことも聞けなくなるじゃない。それとも…」

レイは目をギラッと光らせ、俺を見つめた。

レ「女子会をして何か困ることでもあって？」

俺はしばらく黙ったままだったが、席を立ち無いに決まっていると言って部屋を出たのだった。

今日行われる女子会にあいつはもう行ったのか？

まさか、自分が選んだ選択で自分自身を苦しめることになるとは…

しかも、それは俺だけじゃない。
あいつにも及ぶのか…

クソッ

エル「……」

エルヴィンは俺を見つめたまま何も言わなくなった。