進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ18)

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Episode 7-3 人類最強のギャップページ18

私は何故か立って、リヴァイが出てくるのを待った。

リ「…A」

そっと、私の方に向かって歩いてくるリヴァイ。

目の前に来たかと思いきや、いきなり私を抱きしめた。

リ「…怖かった」

彼の口から出た言葉は、思いもよらないものだった。

まだ乾ききれていない髪の毛が私の頬を撫でる。

少しくすぐったくて、リヴァイの胸に顔を埋めた。

リヴァイが震えているのがわかる。

そのせいで、意味もなく涙が溢れそうになるのを必死に堪えた。

愛しくて、愛しくて…

私もリヴァイを抱きしめて、「リヴァイ」って名前を呼んだ。

耐えきれずに流した涙をリヴァイはそっと拭ってくれた。

A「もう、もう会えないかと思った…」

リ「安心しろ、俺はもうお前の傍から離れない。…約束だ」

その言葉を最後に私は眠りについた

リヴァイは眠ってしまったAを抱き上げて、ベッドの上に寝かせると音を立てないようにリビングに戻った。

飲み物をと思って開けた冷蔵庫の中に、可愛い容器にゼリーが入っているのを発見した。

思わず笑みが零れたリヴァイは、冷蔵庫をしめて水を飲んで、ソファの上で瞼を閉じたのであった。