進撃の巨人ー奪われる翼ーFinal (ページ12)

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Episode 4-5 私が望んだコトページ12

リ「エルヴィン、Aは？」

エル「緊急治療をするから入るな、だそうだ」

チッ…
待つしかねぇな

何時間も待った。外はすっかり真っ暗になり、星が輝いていた。

その時、中から医者が出てきた。

医者「申し訳ありません…」

っ！
出てきて直ぐに申し訳ないってなんだ？
おかしいと思わないか？
あいつは…Aは死んだのか？

医者「全力を、つくしましたが…」

エル「…そうか」

エレ「……」

ハ「遅かった、んだね…」

………………

なぁ、俺はまた、大切な存在を失ったのか…？

？「エレン！」

エレ「ミカサ？それにアルミンまで…」

ア「Aはどうなったの…？」

ミ「………エレン？まさかっ、」

うるせぇな。

そう言いかけたが、やめた。

医者「あの…」

突然、医者が口を開いた。

リ「なんだ」

医者「全力をつくしましたが、毒が完全に抜けきれませんでした。少し、ぼ～っとする事はあるかもしれませんが食事や排泄を繰り返せばなくなるので安心してくだい。」

全員「……」

リ「死んで、ない、のか？」

医「え？生きてますよ。ただ、あの毒がどんなものかまだ確認が取れていないので絶対大丈夫とは言い難いですね…。あ、もう起きてますよ。入られますか？」

死んだと思った。

チッ
らしくねぇな

あいつが生きてる。あいつに会えるならこの身がどうなっても構わない。

今の俺に入る以外の選択肢は無い。

リ「入るに決まってる」

そして俺は部屋に入った。

Aはベッドの上で枕に頭を沈め、天井を見つめていた。