鳥籠の吸血姫弍【あんスタ】 (ページ3)

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真実を知ってもページ3

バンッ！！！！！！！！！！！！

凛月「……A」

『…ようこそ、私のお兄様たち』

零「A、聞いて欲しいことが」

『私も、聞いて欲しいことがあります』

「「！？」」

『……私は零ちゃんの言いつけを破ったの。だから、ここに連れてこられた。…そりゃあ嫌だったわ、あなたたちと離れて、悲しかった』

でも

『それでも……！ここのみんなは優しかったし、王妃としてこの国の役に立てるのが嬉しかった！！！
…私は、あなたたちを敵だと判断する。容赦はしないわ』

凛月「……俺の話も、聞いて欲しい」

『！…いいわ』

凛月「あんたは何も知らないだけ。……ま～くん」

真緒「…失礼します」

『！？ま～くん………！？！！』ハッ

ダメ

この人は、敵

真緒「……なぁ、A」

『…なんで、今更……なんで、今！！！その名前で呼ぶの！？！！』

真緒「…俺、お前に黙ってたことがある。お前の耳に入れないように、避け続けたことが……A、この国は平等なんかじゃない」

『………え？』

真緒「位の高い者が優遇され、そうじゃない者は…希望さえも与えてもらえない。そんな国なんだよ、ここは。下級の市民の奴らは食いもんを見つけるために危険な森の中に入ったり、自分で作ったりしてる。…俺の大切な仲間もそうだ」

『……嘘よ、だって…だって！！！国王はそんなこと一言もっ』

真緒「あの人はお前の力で自分と貴族達を守ろうとしたんだ」

……利用されてただけっていうこと？

私は、民を守るために

凛月「……鳴上嵐と、瀬名泉…聞いたことない？」

『…泉と、嵐……私の、お友達』

凛月「…俺の仲間だった。死んだよ、あんたんとこの大将軍に殺られた」

嘘でしょう？

だって、彼らは一般の

凛月「…ねぇ、A。終わりにしよう、こんなこと」

零「我輩たちと一緒に外へ出よう。……吸血鬼は、吸血鬼の血を飲めば不老不死になれる。我輩たちもお主と共に飲む。じゃから、寂しくない……ここを出ても生きれるんじゃ」

永遠に、りっちゃんと、零ちゃんといられる

今まで一緒に過ごせなかった倍以上の時を