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 そんななか、グリムを捕まえようとハーツラビュル寮のリドルとオクタヴィネル寮のアズールがペンを構えた
 魔法が飛び交う
 リドルとアズールの魔法はいいものの、グリムの魔法は方向が定まっていないためーー



「待った!狸がこっちに来たぞ!また炎がお尻についちまう!」


 炎の球がナミとカリムのもとへ飛んでいく
 カリムはぎゅっとナミを抱き締めた
「オレはどうなってもいい!だからナミだけはやめてくれ!」とナミを守ろうとしたのだ

 しかし、ナミは顔を上げていた
 その炎は自分の命でもある闇の鏡のほうへも向かっていたからだ

 ナミは詠唱もペンもなしに防御魔法をあたりに貼った
 それはあまりにも大きく頑丈だった

 炎から鏡を守ることはできたのだが、
 周りにいた新入生たちがその魔力に気づいてしまった



「なんだあれ…」

「人間のレベルじゃねェよ」

「あの人がマレウス・ドラゴニア?」

「違うよ。鏡の隣にいた人だよ。鏡の番人」

「女なんだって」


 ざわざわ、と生徒たちからさざなみが聴こえてきた
 ナミは慌てて隠れようとするが、



「ねぇ、鏡の番人ってさ」




「ーー古くね?」



 そんな言葉を聞き
 体を強ばらせた



「あー ばあちゃんから聞いた。グレートセブンを守るとかいう英雄でしょ?100年前ぐらいからその逸材がいないとか聞いてたけど、なんつーか」

「どーでもよくね?」

「そうそう。グレートセブンじゃないし、鏡を守るだけじゃん。つまんねーの」


「第一にそんな古い伝説、ダサくね?」



 ナミはそっと視線を床に下げた
 腕に力を入れたせいか、お腹にくっついているカリムを忘れて、抱きしめる



「ナミ……」
「俺はそんなことないと思うぞ!」
「だってナミは、俺のことを守ってくれたじゃんか」


 鏡だけじゃない。ナミはカリムという心ある命を守ったのだから



「ナミ、俺はナミの笑った顔が好きだ」


 カリムはナミに笑ってもらいたい一心で
 ぎゅー、と抱き締めたり
 こちょこちょをしてみたりとナミを励ました
 

 ナミはそっと笑った




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- めっちゃくちゃ面白いで好き!読んでるだけで元気になります❣️ (4月2日 23時) (レス) @page1 id: 34b8c8826b (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - エリカさん» 直してきました!むかつくぐらい誤字が集まってました笑 助かりました。ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月10日 21時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - エリカさん» わざとはない笑笑 先にお伝えしておきます。これから先めっちゃ誤字あります(^言^)申し訳ねぇ。自己満で書いているのでスピード重視で書いてしまう (2022年12月10日 21時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - あ、あのですね〜誤字ってるところがある気がするんですけど〜言いますね。ページ34の魔法陣のところ「魔法陣」ではなく「魔方陣」になってる気がしますこれってわざとですか?あと長くてごめんなさい (2022年12月10日 20時) (レス) @page34 id: 2794126587 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - MaOさん» ありがとーございまふ!(^O^) (2022年11月29日 7時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年10月4日 19時

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