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22 コハル ページ25

「_此処が探偵社か?」
『うん、この間太宰さんと中島さんに会ったでしょ?彼の人達も探偵社員だよ』
先日の女性が殺された事について、私は何か嫌な予感がしたためにユウトと探偵社を訪れていた。
「ていうか、お前マフィアだろ?
探偵社に行っても良いのか?」
『今、探偵社とポートマフィアは停戦協定を結んでいるから、いいのいいの』
なんて軽く話をし乍、探偵社の前迄来た。
ユウトに待ってて、と云い、先に探偵社に入る。
『こんにちは。お久し振りです、ハルです。』
「ハルちゃん。久しぶり。」
「池田か。如何した?」
社には国木田さんと谷崎さんしか居なかった。
『依頼人を連れて来たのですが、他の皆様は仕事ですか?』
「嗚呼、殆どが仕事で出ているが、太宰は仕事が入っていないんだ。大方サボりか何処かの川でも流れているだろう。」
「それでハルちゃん、依頼人は何処に居るンだい?」
『探偵社の前にいます。今呼んで来ますね』
_____
「…成程、其の女性に何があったかを俺達に調べて欲しい訳だな。」
「うぅン、乱歩さんが居れば直ぐ解るンだけど、ついさっき敦くんを連れて事件の解決に行っちゃったからなァ…」
『…今回ばかりは、私も物凄く厭な予感しかしないんです。如何しよっか、ユウト。』
「…そうだな、今直ぐじゃ無くてもいい。殺された原因、犯人が解ったら教えて欲しい。」
「そうか。此方も出来る限り早く調査を進める。」
「他に僕達に出来る事が有ッたら云ッて下さいね!」
探偵社の方々に調査を任せ、私達も個人的に調べていく事にした。

此の事件が切掛で、探偵社とポートマフィアの2組織を巻き込んでいく事なんて、誰も予想していなかった。
_____________________
その後の探偵社。
「えぇ〜!ハルちゃんが来たの〜!?」
「…ハルお姉ちゃん、会いたかった…」
「来た時に連絡すれば良かったね、鏡花ちゃん。」
「乱歩さん。池田が持ってきた仕事の件なんですが…」
「ハルちゃんからなら仕方無いなぁ〜!
いいよ、直ぐやろうじゃないか!」

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作者名:神楽小夜・コハル | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月14日 12時

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