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18 コハル ページ21

『此処ですよ、鷗外様、エリス嬢、龍、中也さん。』
鷗外様達を連れて私はトレーラーを訪れた。
「…ハル、首領やエリス嬢、中原幹部が行くのは分かるが、何故僕も行かねばならぬのだ…」
『姐さんが「私の代わりに芥川を連れていけ」と。
…其れに、龍が一緒だと、安心するんです。』

「ハル!_と、何で中也も居るんだよ…」
「五月蝿ェ、居ちゃ悪ぃか」
「否、別に良いんだけどよ…
で、其方のお前は?」
「僕か?僕は芥川…
ハルの同期、とでも云っておこう」
「や、やつがれ…?変わった名前だな…」←
『ユウト、やつがれは龍の一人称だから』
「そ、そうか…。で、アンタがポートマフィアのボスか?」
「嗚呼、そうだよ。森鷗外だ。
そして、此の天使の様に可愛い子がエリスちゃんだよ。可愛いだろう!?」←
「リンタロウキモい」←
「…ハル、」
『何時もの事だから、触れないで』
一通り自己紹介を済ませると、トレーラーの中へ上がった。
「一寸見て貰いたい物があってな」
そうユウトは云い、ビデオデッキの電源を入れる。
_____
《Weiβの皆、元気にしてたかしら。
こっちでポートマフィアについて調べてみたけど、どうも今回のミッションと経歴が矛盾しているの。
そもそもポートマフィアは例のエスツェットとの関連性は全くない。
どうやら私達は何者かに騙されたらしいの。私も参っちゃったわ。
今回ヨコハマを騒がせてるポートマフィアを名乗る組織についてはまだ調べているわ。
何者かわからない上に、どんなやつかもわからないわ。気をつけて。
私からは以上よ。健闘を祈るわ。》
_____
「…ってな訳で、お前等と俺達が敵対する理由は無くなったぞ。」
『そっか、良かったぁ…』
「おい、島崎、と云ったか。
“エスツェット”とは何だ。」
「其れは此方の事情だ」
「話は分かったよ。それで、私が呼ばれたのは如何してかな?」
「それは向こうでアヤ達が話す。」
ユウトが指差した方では、オミさんとエリス嬢が花束を作っていた。私もやりたい。←
え、鷗外様?エリス嬢を連写しておりましたよ?←
『ユウト、私もエリス嬢の所行って来るね!』
「おう、行ってこい」
_____________________
「…島崎」
「ユウトでいいぞ、芥川。」
「…ハルを泣かせたら尾崎幹部と僕が飛んで来るからな、覚悟しておけ」
「芥川と姐さんだけじゃ無ェ、俺もだからな。」
「…お、おう」
__ハルの保護者が増えた。←

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作者名:神楽小夜・コハル | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月14日 12時

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