私である意味 (ページ5)

今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:501 hit

4 ページ5

「道に鞄が落ちていました、遺失物かと」

芥川くん意外と演技上手い？？

『届けにきましたー！』

「ああ落とし物ね、
じゃあそこの書類に詳細を━━━」

マフィアとは思えないのんびりとした会話をしているともう1人の警察官が話に割り込んできた

「おや？あんたらどっかで．．．」

げっこれ拙いんじゃ

こんな時にも芥川くんは冷静だ、そこだけは本当に尊敬する

「流石もう看破なされたか、やはりこの街の軍警は頗る優秀だ」

『芥川くん程々にね、』

キッと此方を睨むと一言

「意味の分からないことを言うな」

意味の分からないか

「おい真逆こいつら手配書の━━━━━」

ザッ

私が芥川くんの発言について考えている間にすごいことになっていた

「おい、行くぞ」

『え、ああ、うん』

私たちが外に出る時1人の女性とすれ違った

「あのォ道をお尋ねしたいんですが
ひいッ！？」

「うわッ何だコレ」「やべェテロか？」

ああ可哀想に今からあの人たちは死ぬ

「あの人達━━━━━━━━━━━━」

よくお気づきに、でももう遅い

ピッという機械音とともに
街は爆風につつまれた

「終わった次は？」

『で、芥川くん次何？』

電話の内容を彼にきく

「樋口からの連絡を待つ」

『あそっか、任務の本命は虎さんだ』

「ポンコツが忘れるな」

うわ卑劣

それから3歩くらい歩いたら芥川くんの携帯が鳴った

「芥川先輩？予定通り捕らえましたこれより処分します」

「重畳５分で向かう」

樋口ちゃんからの電話を切ると此方を向く

「行くぞ」

『はいはい』

なんでこの人はいつもこんなに偉そうなんだ全く