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目的地までの道のりを芥川くんと会話しながら向かう
「おいAお前人虎が探偵社にいると聞かされこの任務に参加したのか」
へえなかなかに鋭い
『そうだけど、それが如何かしたの?』
「まだ太宰さんがポートマフィアに戻ってくると本気で思っているのか」
そんなの戻って来ないに決まってるでしょ、でも
でも、
『戻って来てほしいって思っちゃうんだよね』
視線の場所に困り下を向く
「Aの太宰さんへの執着は余程のものだな」
今の言い方は少々頭にきた
『はあ!?芥川くんに言われたくない!私は執着とかそういうのじゃなくて、えーっと』
何を言おうとしたんだ私、全然出てこない!
「そういうのじゃなくてなんなんだ?」
言葉に詰まる私を煽るように話を進める芥川くん
『そういうのじゃなくて、太宰さんは私のことずっと守ってくれるって約束してくれたから、だから、それを信じてるだけ』
だんだん自信がなくなって声も小さくなる
「そんなこと太宰さんはとっくに忘れてると思うがな」
この男、人の心がないのか!?
『そうかもしれないけど、私は覚えてるの!!』
「Aが覚えていようが太宰さんには関係のない事だ」
確かにそうだ芥川くんの言う通り。太宰さんは私たちと居たあの頃とは違う新しい道を歩んでる。
なのに私はずっとあの頃のまま何一つ変わってない
『うん、そうだね』
反論も出来ない
少し重たい空気が流れかけた時芥川くんが口をひらいた
「却説、そろそろだ。気を抜くなよ」
生意気な
『言われなくてもわかってる』
よし!失敗はゆりされないぞ!自分
これから任務開始だ
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作者名:りょうくん | 作成日時:2020年5月2日 1時