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あれから数日、私と芥川が任務を共にすることはない。今日も虎さん探しにでも行っているのだろう
今日の私のすることはと言うと毒を作ること!!
鏡花ちゃん?て女の子に最適な毒を作ってほしいらしいのだ
そのため今はその子の所に向かっている
それっぽい背中が見えてきた
『こんにちは、君が鏡花ちゃんかな?』
「そう...」
何だ?この子からは何の感情も感じない
『鏡花ちゃん、殺しが貴方の本当にしたいことなの?』
「分からない、本当はどうなのかが分からない」
そうなのか、でも
『人を殺すのが本当にしたいのか分からなかったら、誰かを救えば答えは出るよ!絶対!』
「そう、かな」
『うん!貴方はまだ沢山のことを自分で決めていいんだよ』
「あり、がとう」
嬉しそうにでも控えめにお礼をいつてくれた
それからいろんな話をしていると時計は15時を回ったいた
やばい幹部ご帰還の時間すぎてる、、
『あっ鏡花ちゃん!私そろそろ行かなきゃ、また来るね!』
「待って」
沢山お話したけど鏡花ちゃんから話しかけられるのはこれが初めてだ
『ん?どしたの?』
「貴方、本当は何しに此処へ来たの?」
『えーっとね、実は毒をってあっ言っちゃった..』
本人に言うのは流石に拙いよね、だが鏡花ちゃんはそんなこと全く気にしてないようだった
「貴方、毒が作れるの?」
『う、うんまあ』
「いいの?作らなくて?」
ここまで話しておいて作るわけないじゃないか
『作らないよ、それに作ったとしても貴方には使わなーい!ね、勿体ないでしょ?』
「うん、確かに」
『じゃあ私行くね!また』
私の言葉に鏡花ちゃんは頷く
あの子、いつか感情が表に出せるようになればいいな、その為にはまず自分を変えてくれる人に出会わないとね
鏡花ちゃんにはできるだろうか
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作者名:りょうくん | 作成日時:2020年5月2日 1時