#愛され呪術師 【呪術廻戦】

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「あとで家入先生のとこ行かなきゃ…」





と、また小さく息を吐き出した______そのときだった。







______ﾄﾞｫﾝｯ!!





「！？」





突如、またもや大きな音が響いた。

だがさっきのとはまた違う規模だ。爆発音。




目を見開いたAが、目を向けた先にあったのは。






「______学校…」





なんの変哲もない学校だった。
ただの、大きめの学校なのだ。ただの。





______しかしそれは、昼間の話である。





「______っ、やば…！！」





Aは急いで立ち上がると、学校を目に捉えてすぐさま走り出した。






______そう。





その学校は紛れもなく、伏黒と悠仁が向かった先なのだから。







__________________




____________




______





……呪術規定に基づき、虎杖悠仁、お前を______






______“呪い”として祓う！！





夜空の下、ある学校の屋上。

そこから、張り上げた声が空に響いていた。





その声の主は______




伏黒「ッ、…………」





伏黒だった。

頭から血を流し、体中もボロボロ。
そしてその前にいるのは、





悠仁「は！？いや、なんともねーって」





何故か上半身裸の悠仁だった。
両手を上げ、片眉を下げる悠仁。




その体から、ついていた黒い帯のような模様が少しずつ消えていっている。





悠仁「それより、俺も伏黒もボロボロじゃん。
早く病院行こーぜ」





ねぎらうような言葉をかけてくる悠仁。
と______






悠仁「______あ！A！」



伏黒「！！」





悠仁の言葉に、バッと伏黒が振り向く。
そこには______確かに彼女がいた。






伏黒「A！______って、お前頭！！」





自分と同じように頭から血を流し、制服もビリビリに引き裂かれたA。
伏黒だけでなく、悠仁もその姿を見て驚愕に目を見開いていた。

そんなことも露知らず、Aはふたりに駆け寄る。
それから2人を交互に見やった。





「うわぁ、2人ともボロボロ…お疲れ様。
てか恵にいたっては頭から血出てるし」





あとで一緒に家入先生のとこ行こうね。

そう優しく言って、Aは伏黒の頭を撫でた。






伏黒「……あ、あぁ……///」





撫でられて恥ずかしいのか、嬉しいのか。
伏黒は顔を赤く染めつつ、そっぽを向いた。





______しかし、その直後。





「______じゃあ虎杖くん、怪我みせて」



伏黒「！！______ダメだ！！！！」

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