File40 ページ5
藤谷「…先生も、いつか会えると良いですね」
高槻「………」
高槻が微笑むと、藤谷はそれを見てからAの元へ向かう。
そして______
藤谷「……八雲さん、本当にごめんなさい」
佐竹と同じように、すっと頭を下げて謝った。
Aは少し沈黙してから、にこっと微笑む。
「……大丈夫です。
なんだか、色々褒めてくださって嬉しかったですし」
悪戯っぽく笑うと、藤谷は心からの笑顔でにこっと笑う。
そこへ、宮原が近づいてきた。
宮原「更紗。準備しよう」
更紗「……はいっ」
更紗はもういちど頭を下げると、「…あ、」と何か思い出したようにAに言う。
藤谷「この前、恋についてお話ししましたよね？」
「え？あぁ、はい」
藤谷「…きっと、良い人が近くにいるかもしれませんよ。
まぁ、ざっと見て2人くらいですかね」
「えっ？」
きょとん、となるA。
藤谷はチラリと尚哉を見てから、宮原の後ろを歩いていった。
「………どういうことだろ」
尚哉「…………」
尚哉はふぅ、と一息ついた。
______更紗は高槻の横を通り過ぎようとする。
が、立ち止まってチラリと見上げて言った。
更紗「……思いが届くと良いですね」
高槻「！」
驚いたような表情をする高槻に、更紗はにこっと笑う。
そうして、屋敷を出て行ったのだった。
.
.
.
______夕陽が照らす道を歩く3人。
3人の体をも夕陽に照らされており、オレンジ色に染め上がっていた。
階段を登りながら高槻はにこにことしている。
高槻「いい話が聞けたよ〜。どうしたら幽霊に会えるんだろうね」
「私はできれば会いたくないけど……」
高槻の言葉に苦笑するA。
なにせベランダから落ちたのだ、軽くトラウマになることだろう。
尚哉「……………」
一方、口を開こうともせず、何もいわない尚哉。
尚哉が立ち止まると、高槻とAは不思議そうに振り向いた。
尚哉は小さく言う。
尚哉「………先生は、俺がいなくても嘘を見抜けるんじゃないですか？」
「！」
高槻「……………」
Aが尚哉を眉を下げて見つめる。
高槻は尚哉に近づいた。
高槻「だとしても分からないこともあるよ。例えば、
深町くんは嘘がわからなくなったのをどうして僕たちに言ってくれないのか」
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かふぇもか(プロフ) - さらさん» こんばんは！えええめっちゃ嬉しいです私も大好きですよ((やめろ ありがたいお言葉感謝です…( ；∀；) (2021年9月13日 20時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
さら - こんばんは！！私ももかさん大好きですなので見捨てたりしません！！受験大変ですよね！！私も応援してます！！お体には気を付けて下さいね！！このお話ももかさんのペースで大丈夫ですよ！！いつも更新ありがとうございます！！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: d237d559b7 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - みーさん» わぁぁ嬉しいです( ；∀；)唯一ここが1番の安らぎ場です…()頑張りますっ (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - りりりさん» たしかに面白そうですね！！(*'д'*)ぜひ参考にさせていただきますね！できるだけ毎日更新はするつもりです…少しずつ…() (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - めみこたさん» そうなんですよぉいやぁ勉強がめんどくさいのなんのって(( 語彙力？そんなもの私はどっかに捨てて来ました← (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2021年9月3日 20時
