File 25 ページ32
尚哉「……自分を呪いにかけて、怪異を体験するためにひとりで泊まりに行って、！
怪我したのは誰ですか！！
A先生を悲しませたのは誰ですか！？」
高槻「……………」
尚哉の言葉に、高槻は静かに耳を傾けていた。
尚哉をじっと見て、ちゃんと言葉を頭に入れて。
そして、尚哉は高槻に言う。
尚哉「………俺だって、、
先生が心配なんです！！」
高槻「…………、」
尚哉がそう言うと、高槻の眉がぴくりと動いた。
だが、何も口出しはしない。
……尚哉は、「それに、」と言葉を漏らす。
尚哉「……どうせこれ以上、俺には何も出来ないです」
高槻「………」
今度こそ、高槻の表情が変わった。
眉をかたくひそめて尚哉を見つめる。
尚哉は、小さい声で続けた。
尚哉「……今日、山口不動産の人と話して…」
高槻「………」
尚哉「……『続けてると、“自分の新しい可能性”が見える』って、励まされたんですけど…
……全然見えないです、…俺」
ははっ、と乾いたような笑みを浮かべた尚哉はどこか諦めたような、…そんな表情で。
それを見た高槻は、静かに目を伏せる。
………そして。
高槻「…………」
まだ痛む首の部分を湿布の上から押さえ、静かに立ち上がった。
そして、ゆっくりと尚哉の隣に腰をかける。
尚哉「………」
尚哉が高槻に顔を向けると、高槻も尚哉に目線を合わせて言った。
高槻「…山口さんと話してくれたんだね、」
尚哉「…………。……はい」
わずかに沈黙してから、尚哉はこくりと頷く。
高槻が少し微笑むと、尚哉は「…でも、」と言葉を継いだ。
尚哉「今の言葉を言ったのは、息子さんです」
高槻「……………」
高槻の目が、わずかに見開かれる。
そのとき____高槻の頭の中で、記憶が蘇った。
____________
『山口さん…、…あ、それが不動産屋さんの名前なんですけど、』
『これ山口不動産さんから借りてきましたので、どうぞ』
____________
高槻「…………」
思い出した中で、桂木の言葉に違和感が芽生える。
何か____何かが、頭の中でひっかかっているのだ。
尚哉「…………先生？」
不思議に思った尚哉が高槻を呼ぶ。
____と、そのとき。
______ﾋﾗﾘ
「ただいまーっ」
尚哉「！」
高槻「…あっ、」
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かふぇもか(プロフ) - さらさん» こんばんは！えええめっちゃ嬉しいです私も大好きですよ((やめろ ありがたいお言葉感謝です…( ；∀；) (2021年9月13日 20時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
さら - こんばんは！！私ももかさん大好きですなので見捨てたりしません！！受験大変ですよね！！私も応援してます！！お体には気を付けて下さいね！！このお話ももかさんのペースで大丈夫ですよ！！いつも更新ありがとうございます！！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: d237d559b7 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - みーさん» わぁぁ嬉しいです( ；∀；)唯一ここが1番の安らぎ場です…()頑張りますっ (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - りりりさん» たしかに面白そうですね！！(*'д'*)ぜひ参考にさせていただきますね！できるだけ毎日更新はするつもりです…少しずつ…() (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - めみこたさん» そうなんですよぉいやぁ勉強がめんどくさいのなんのって(( 語彙力？そんなもの私はどっかに捨てて来ました← (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2021年9月3日 20時
