File 22 ページ29
力強い、鋭い目が尚哉を見る。
視線を向けられた尚哉は、「あ……」と小さく笑った。
尚哉「……『何言ってんだコイツ』、……ですよね、」
乾いた笑いを見せる尚哉。
わずかに顔を俯かせた尚哉に＿健司は「いや」と言葉を漏らす。
そして。
健司「______信じる」
尚哉「………！」
心強い言葉。
言われた尚哉は、顔に笑みを灯した。
.
.
.
難波「これ！」
______翌日。
尚哉は難波を連れて、あるところに来ていた。
ちなみに今は“作戦会議中”みたいな感じで外にいる。
難波が彼女とのトーク履歴を見せると、尚哉は眉をひそめた。
尚哉「……落ち込んでた理由って、喧嘩して？」
難波「うん」
難波はすっかりいつも通りだ。
どうやらあの落ち込んでたのは不幸の手紙のせいではなく、彼女と喧嘩してしまったかららしい。
……紛らわしいにも程がある。
尚哉「………あ、」
少し呆れて難波を見ていたが、尚哉は思い出して肩掛けバックのチャックを開いた。
難波もスマホをポケットにしまう。
尚哉が手帳を取り出すと、難波もそれを覗き込んできた。
尚哉は難波に言う。
尚哉「ここに書いてきたことを、これから行く不動産屋さんで聞いて欲しいんだ」
難波「おうっ」
尚哉が難波に手帳を渡すと、難波はそれを受け取って改めて目を通した。
尚哉「…あちなみに、」
尚哉が設定をつけたす。
尚哉「難波は、声優養成所に通ってて、“桂木奈々子”って人の同級生で、家を探してる…って設定ね？」
尚哉は難波の肩を掴み、人物像を伝える。
難波はかすかに困惑したような顔を見せたが、こくりと素直にうなずいた。
…と、
難波「あ。……ん゛ん゛っ、
……俺が質問してる間、お前はどうすんの」
尚哉「あっ、やらないよ？？」
声をワントーン低くして真面目な顔でそう言ってのけた難波に、冷静に突っ込む尚哉。
そういうノリは慣れてない。
尚哉は言った。
尚哉「…聞くことに集中する」
.
.
______山口不動産。
山口「奈々子ちゃんの友達なら、いいとこ紹介しないとね！」
ははは、と笑いながらいくつか資料を持ってきた山口。
難波は手帳を見ながらさりげなく山口に聞いた。
難波「なんか、奈々子ちゃんって3回も引っ越してるみたいですけど理由とかってあるんですか？」
難波がそう聞くと、山口は「いやいや」と首を横に振る。
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かふぇもか(プロフ) - さらさん» こんばんは！えええめっちゃ嬉しいです私も大好きですよ((やめろ ありがたいお言葉感謝です…( ；∀；) (2021年9月13日 20時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
さら - こんばんは！！私ももかさん大好きですなので見捨てたりしません！！受験大変ですよね！！私も応援してます！！お体には気を付けて下さいね！！このお話ももかさんのペースで大丈夫ですよ！！いつも更新ありがとうございます！！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: d237d559b7 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - みーさん» わぁぁ嬉しいです( ；∀；)唯一ここが1番の安らぎ場です…()頑張りますっ (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - りりりさん» たしかに面白そうですね！！(*'д'*)ぜひ参考にさせていただきますね！できるだけ毎日更新はするつもりです…少しずつ…() (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - めみこたさん» そうなんですよぉいやぁ勉強がめんどくさいのなんのって(( 語彙力？そんなもの私はどっかに捨てて来ました← (2021年9月12日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2021年9月3日 20時
