another #14 ページ20
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目を覚ましたら、いつもの朝ではないことに気付く。
上半身には、いつの間にか着せられていたのか彼のぶかぶかなTシャツ。
そして目の前には、綺麗でスベスベな胸板。
大好きな彼の温もりが、私の体をふわりと包み込んでいた。
目が覚めて淳太くんが側にいてくれる朝はいつぶりだろう。
それだけで、今までの寂しさが消えていく。
『淳太くん…？』
問いかけてみても、反応はない。
布団の中でもぞもぞと動いて、淳太くんの顔の前まで来れば、その綺麗な寝顔に見とれざるを得なくて。
頬に触れて、淳太くんの唇に私のそれを重ねた。
「……ん、」
あ、起きたかな。
『淳太く、…わっ』
ぎゅっと抱き締められたかと思えば、
「…おはよ、」
そんな色っぽい声で、とろんとした目で見つめないでよ。
朝から心臓がバクバクして、破裂しそう。
『お、おはよ…』
「大胆なことするやん…？」
もしかしてキスしたの、バレてる…？
途端に恥ずかしくなって、淳太くんの胸元に顔を埋めた。
お香みたいな、柔らかくていい匂いがする。
「朝からそんなんされると困るんやけど？」
『…淳太くん仕事は、』
「今日土曜日」
『あ、そっか…っん、』
恥ずかしさから話を逸らそうとしたものの、ぐいっと顔を上に向けられ、淳太くんの深くて甘いキスが降ってきた。
「また抑えられんくなっても知らんよ…？」
『いいよ、…淳太くんなら』
そう言ってぎゅーっと抱きつくと、
「……アカンわ、ほんまに」
背中と頭に回された腕に、また包まれた。
「…あのさ、」
心地いい温かさに、また寝てしまいそうだな、なんて考えていると、
少し真面目なトーンになった淳太くん。
「…俺は、どこにも行かんからな？」
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きしぽん(プロフ) - 可愛いカミ様さん» ありがとうございます！！励みになります！^^ (2017年8月24日 14時) (
レス) id: a1a531b37a (このIDを非表示/違反報告)
可愛いカミ様 - 最高ですっ！これからも応援しています。無理せず頑張ってください。 (2017年8月22日 15時) (レス) id: d90d4201fa (このIDを非表示/違反報告)
きしぽん(プロフ) - 光葉さん» ありがとうございます！流星くんのはちょっと重ためのお話になってしまったんですが、そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2017年4月27日 1時) (レス) id: a1a531b37a (このIDを非表示/違反報告)
光葉(プロフ) - another story 感動しました。メインストーリーからの成長がわかり、凄く心に響きました (2017年4月26日 20時) (レス) id: 87b8702e28 (このIDを非表示/違反報告)
きしぽん(プロフ) - むーさん» わぁぁぁありがとうございます！( ；∀；) そう言っていただけてすごく嬉しいです！！更新遅めですが楽しんでいただけるように頑張ります！ (2017年4月18日 10時) (レス) id: a1a531b37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2016年10月30日 18時
