life847* ページ48
***
「うっ…」
ア「よし」
転移した場所は機械だらけの研究施設のような所だった。
ア「レイから至急で連絡があって良かったよ。危うくリムル様の罠にまんまと引っかかるところだった」
「な、何の話ですか」
ア「あれ？キミ聞いてないの？」
「私は、何も知りません」
ア「そうなんだ！それならそれで良いよ」
「うっ！」
ア「研究チーム！その子を装置に！」
『かしこまりました』
『仰せのままに』
「えっ、ちょっと、なんなんですか！！」
私は研究チームと言われた2人組に腕を捕まれ、
そのまま巨大な装置に乗せられた。
ア「はい大人しくしててね」
「っ！」
『暴れるな』
『鎮静剤を打つ』
「ｱｯ…」
手足を縛り付けられ、鎮静剤まで打たれた。
どんどん体から力が抜けていく。
『パイプを繋げるぞ』
『あぁ』
ア「丁寧にね」
『『御意』』
「っ…」
そして注射針と管が一緒になった物が、
私の腕や足に複数刺された。
「いっ…た…」
ア「ほらキミも緊張しないで」
「ん…」
『セッティング完了です』
ア「搾取しろ」
『はい』
「んんッ！！」
合図とともに装置が動きだし、
私の体から血液が抜かれていく。
『やはり反応しています』
『素晴らしい』
ア「目標量まで到達したら試験品と一緒に僕の部屋まで運んで来て」
『かしこまりました』
ア「それじゃっ」
アーロン王は手をヒラヒラと振りながら施設を出て行った。
私は少しずつ貧血を起こし始め、
目の前が急に真っ暗になった。
『落ちたな』
『点滴も追加しよう』
『だな』
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年4月25日 22時
