life832 ページ33
***
リ「てかなんで呼ばれたか知ってんのか？」
「…分かりません」
その顔絶対分かってるやつだなー。
嘘つくけど嘘ついてる時ちょっと分かりやすい。
リ「なら俺は出ない方がいいと思う」
「！」
リ「分かるんだよ俺は…」
「…」
お前をやたら指名してくるのは、
さしずめ嫁にしたいとかそっち系だろ。
「…」
黙ってても可愛いもんそりゃ一目惚れするわ！！
分かってるから気に入らねぇマジで来国してる間ブラックナンバーズ呼んで国潰そうかな。
「…お客様をおもてなしするのは当然の責務です」
リ「俺がやるからいいって」
「それでは私が叱られてしまいます」
リ「誰に？この国で俺より偉いやついんの？」
「…」
リ「それにお前は俺の許可無く行動できないのに、なんでレイの言うことに従うんだ」
「！」
リ「怪しいとしか思えん」
「…私はただそうした方が良いと思って…」
リ「違うな」
「っ…」
リ「まさか俺を裏切るつもりじゃないよな」
「そ…んなことは…ありません」
リ「…」
そんなに動揺して誰が信じるんだよ。
俺が圧かけてるのもあるけど…。
リ「次裏切ったらどうなるか分からないか？」
「…」
リ「2度目はないぞA」
「…承知しております」
リ「なら…」
「っ！」
俺はAのグラスにワインを継ぎ足した。
リ「もう少し楽しもうか？」
「…は…はい…」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年4月25日 22時
