life824 ページ25
***
結局1ミリも見れなかった。
アリスの奴途中から魔法で幕張やがったし！！
ア「ママ見てー！！」
「見てるよアリス」
ア「えへへ」
独占欲の塊はほんっっと俺似だな。
だが負けてられん。
リ「A」
「？」
リ「暑くないか？」
「ちょっとだけ…でも大丈夫です」
アリスは熱耐性があるからプール感覚だろうが、
Aはそうじゃないことを俺は把握済みだ。
リ「ほら」
「え？」
リ「俺抱っこしとけばちょうど良くなるぞ」
Aの胸元に張り付くと確かにと言わんばかりの顔をしてくれた。
リ「良い感じ？」
「はい…ありがとうございます」
あぁ可愛いっ。
また娘さんに出会えたしラッキー。
「ん…」
リ「あぁごめん」
わざと揺らしてみると可愛い反応。
堪らん…やっぱりお前しか居ないわ！！
ア「ピピピー！！はいそこー！現行犯逮捕だよ！」
リ「なんだ！」
ア「近いよ！！」
リ「アリスだってこんぐらい近かった」
ア「私は良いの女の子だから」
リ「んじゃ俺も女になれば良いのか？」
ア「げ…ずるダメ！」
確かにその手があった。
俺はスライムボディから女型に切りかえた。
「わ…びっくり…」
リ「おっとー？アリスより胸デカイかもなぁ」
ア「ぐぬぬぬ！！」
リ「Aこれなら怖くないだろ？」
「え…？」
リ「ギューして！」
「…」
ア「ダメ！ママ私とギューして！」
「…もう2人でしちゃえば…？」
ア「え」
リ「え」
「…そっくり」
ア「やだー！私スケベじゃないもん！」
Aはアリスの頭を撫でながら苦笑いしていた。
俺はその隙に背後に回ってAを抱き締めた。
リ「よいしょー」
ア「パパ引っ張んないで」
リ「あーっと手が勝手に〜」
ア「んーもう！！」
俺が後ろから引っ張ってることに気づいたアリスが反撃でAを引っ張る綱引き状態。
ア「ママ！」
「いたた…落ち着いて…」
ア「だってパパがぁ」
リ「ちょっとは貸せよ」
ア「だめぇ！」
ほんと似たもの同士でしんどいわ。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年4月25日 22時
