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life810 ページ11
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「良いんです…また余計な噂増えるだけですし、反撃が来ても面倒なので」
リ「…」
「リムル様のお気持ちはありがたいですが、もう私のためにそこまでしないでください」
モヤモヤする会話だ。
まるで自分はされても当然と言わんばかりだ。
そんなの俺が嫌だ。
またお前が傷つくだけだろ。
リ「…はぁ」
でもまた泣かせるわけにはいかないし、
これ以上責めたくない。
リ「分かったよ」
「ありがとうございます」
リ「ただし1つ条件がある」
「なんでしょうか」
リ「今度の休み、アリスと俺と3人で出かけること」
「えっ？」
リ「それさえ飲めればベニマルを許してやろう」
「…」
何その条件って顔してる。
リ「俺たち出会いも形も違うけど家族だろ？」
「っ…！！」
リ「なら家族らしいことしよう」
「…」
そう言うとAがめちゃくちゃ動揺する。
リ「良いな」
「っ…はい…」
リ「うん！」
「…」
俺も嬉しくなって抱き締めると、
Aの小さな体から少しだけ速い鼓動が聞こえた。
リ「めちゃくちゃ気合い入れてオシャレしてこいよ」
「…はい」
まぁそれは俺が見たいだけなんだが。
「どちらへ行くのですか」
リ「ピクニックかな！良い場所あるんだよ」
「…分かりました」
リ「楽しみにしてるぞ」
本当に楽しみだ。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年4月25日 22時
