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***
「むぅ」
マ「いつまで怒ってんの笑」
「シャー！」
マ「威嚇された笑」
佐野くんはやっぱり危険人物。
油断するとすーぐ食べられる。
マ「めちゃくちゃ可愛かったなぁ〜」
「やめて言わないで！」
マ「最後俺に抱きついてきたのめっちゃ興奮した」
「だーかーら！言わないでってば！」
そんなこんなで出遅れの買い物。
まだ足ガタガタだけど頑張って歩いてる。
マ「考えたらもっかいしてぇな」
「嫌だ」
マ「ははっ！」
「もう」
ちょっと警戒して私は佐野くんと距離を取っている。
マ「おいー離れ過ぎそれは」
「ん、大丈夫」
マ「何俺嫌われてんの笑」
「警戒してるだけ」
マ「なんもしねーからこっち来いって」
「ほんと？」
マ「うんうん」
「分かった」
とりあえず信じて佐野くんの横に並んだ。
マ「ふふっ」
「…」
物凄い視線。
穴空いちゃいそうだよ私。
マ「やっぱ私服可愛ーなぁ」
「えっ」
マ「何着ても似合う」
「！…あ、ありがとう」
それで見てたのか。
なんだ嬉しいやつだった。
マ「あっ！なーなー」
「ん？」
マ「今年の夏さ、2人で祭り行こーよ」
「えっ！」
マ「浴衣着てさ」
「…うん、良いけど」
マ「よし決まり！」
毎年家族と行ってるお祭りだけど、
どうせお姉ちゃんも真一郎くんと行くだろうし。
たまには佐野くんとでも良いかなって思った。
「楽しみにしてるね」
マ「おう！」
「浴衣何気着るの初めてかも」
マ「いつも私服？」
「うん」
マ「おー！じゃあAの初めてまた貰うか！」
「こーゆーのはあげてもいい」
マ「初カレも俺にくれ」
「なに初カレって」
マ「んーもういい笑」
「あ、そう」
マ「(ぜってぇ3年までには落としてやるからな…)」
「そういや今日何買うの？」
マ「服と甘いもん」
「お！良いね！」
マ「Aも俺と似たような系統買えってー」
「佐野くんみたいなのだとかっこよくなっちゃうからさ〜」
マ「否定できねぇのうざ笑」
「えへへ」
マ「でもA今の系統のままだと露出魔になりそうだからなー」
「私をなんだと思ってんだ！」
マ「嫁」
「違います」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月6日 2時
