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「子供みたいな理由だけど、頑張って来たこともあるから頭にきちゃって」


マ「まっ、そりゃそうだよな」


「!」




佐野くんが急に起き上がって私の頭を撫でて来た。




マ「大丈夫だ俺が保証する。Aは強いよ」


「っ…!!」


マ「俺が言うんだから間違いねぇだろ?」


「…」




佐野くんにそう言われるとやっぱり嬉しい。
私は頬が緩んだ。




「うん…佐野くんに言われるのが1番嬉しい…!」


マ「まぁ実際に喧嘩した仲だからな!お前のことこっちもよく知れたよ」


「ふふっ」


マ「いつの間にか強くなってたんだなぁって」


「でも佐野くん本気じゃなかったよね?」


マ「好きな女の顔は殴れねぇって」


「私殴っちゃったけど」


マ「なかなか威力あったわ笑 蹴りもはえーし、そこら辺の不良なら1人でぶっ飛ばせそうだなっては思った」


「やった!」


マ「でも俺はお前が強いって分かってても、俺を頼って欲しいと思うよ」


「えっ?」


マ「世界一守りたい大事な女だからAは」


「…」




真剣な言葉に思わずドキッとした。




「な、なんでそんなに思ってくれるの?」


マ「そりゃ好きだから。付き合いもなげーし」


「うん…」


マ「てかいい加減彼氏にしろよなァ!」


「え…」


マ「何年待たせるつもりだマジで」


「あ、えーっとそれは…」


マ「まぁ何年でも待つけど」


「!!」


マ「お前が本気で俺のこと好きになってくれたら返事くれよっ」


「あ、そこは確定なんだ…」


マ「は?当たり前だろぜってぇ逃がさねぇからな」


「あ…はいっ」


マ「なに。やっぱ他に好きな奴でもいんの?」


「いないけど…」


マ「ふーーん」


「まぁでも…私も佐野くんと一緒に居ると安心するからずっと傍に居たいなっては最近思うよっ」


マ「え?プロポーズそれ?」


「え?」


マ「プロポーズじゃんそれ」


「え、違うけど…」


マ「そこは焦れよ少し!!」


「あ…ごめん笑」


マ「ったく」


「ふふっ」


マ「(何笑ってんだ畜生嬉しくてニヤけるだろーが)」


「あれ?そういえば佐野くん声変わりした?」


マ「は?おい、それだいぶ前だぞ」


「え」


マ「お前何年俺と一緒に居んだよ!!」


「あら…ごめんなさい笑」


マ「許さねぇ…」


「え、待って!ごめんってばーー!!」



















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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

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