note 623 ページ24
***
次の日、
私は学校帰りに真一郎くんのお店に寄っていた。
姉「真くん次いつ遊べるの？」
真「なっちゃんとならいつでも遊ぶぞっ」
姉「えへへ」
「アツアツだ…」
と言うのもお姉ちゃんと一緒に帰ろうと思って寄った。
どうせここにいると思って。
姉「Aは佐野くんとどうなの？」
「ん、なんにもないよ」
真「えっ？」
姉「せっかく同じ学校なのに…」
「？普通に仲良くしてるけど」
姉「違うの〜！もっとこうさ！青春っぽいことしなよー！」
「青春…喧嘩？」
姉「なんで！？」
真「そういや最近喧嘩強くなったんだってなAちゃん」
「そっ。先輩にだって負けないよ」
姉「頼もしいけどちょっと心配だよ私…」
真「万次郎がいるから大丈夫だよなっちゃん」
姉「そうだね！佐野くんがそばに居るならこの子も安心だっ」
「えっ？」
姉「何かあったら佐野くんに相談するんだよ？」
「…」
私もしかして、
佐野くんがいないとダメな子だと思われてる？
「私1人でも平気だって！」
姉「ダメだよ女の子なんだから！可愛いAに何かあったら私悲しすぎて泣くからね！」
真「俺も心配だよ。だからいつでも万次郎頼ってやってな」
「っ…」
あれ…。
姉「てかこの前も高校生相手に1人で勝ったんでしょ佐野くん！」
真「そうそう。俺と違って喧嘩のセンスは一流だからなぁ」
姉「真くんの弱いところも好きだよっ」
真「くっ…可愛い…」
「…」
もっと強くならなきゃ。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月6日 2時
