unknown１３【東京リベンジャーズ】 (ページ23)

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私のリップを拾ってくれたのは、
灰谷竜胆くんという人だった。

六本木に住んでて、
今日は私と同じでトレーニングしてたらしい。
歳は2つ上だ。

竜「よくここまで走ってきたな」

「なんか来ちゃいました」

竜「さすが噂の奴は違うな笑」

「どういう意味ですかっ」

竜「褒めてんのっ」

「そうですか」

お兄ちゃん感があると言うよりどちらかと言うと
弟感のある喋り方というか。

竜「この後帰んの？」

「そうですね、遅くならないうちに」

竜「ふーん」

「なんですか？」

竜「いや時間あんなら兄貴に紹介しようと思って」

「お兄ちゃん居るんですね」

竜「一応な」

「でも今回は遠慮しときます」

竜「おっけー」

「竜胆くんも遅くならないうちに帰ってくださいね」

竜「ん」

そろそろ行かなきゃと思い、
私は立ち上がった。

竜「(ボディライン綺麗だな)」

「それじゃ私はそろそろ失礼します」

竜「あぁ気をつけてな」

「ふふっ、はい」

竜「！！」

「ではまた」

竜胆くんに一礼して私はその場を後にした。

竜「…やば…笑った顔可愛すぎだろ…」

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