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***
あの日は結局佐野くんにジャージ取られて、
目の前で匂い嗅ぎながら持っていかれたの
死ぬほど恥ずかしかった。
エ「ガチやばいじゃんそれ！」
「そーなの」
ヒ「Aちゃんマイキーくんに色んなことされてるね…」
「悪魔だよ悪魔」
という日常の愚痴をエマちゃんとヒナちゃんとこうして女子会を開催して発表するのだった。
ヒ「ヒナもこの前武道くんにでっかい声で好きだーって叫ばれた時は嬉しかったけどちょっと恥ずかしかったなぁ」
エ「2人ともいーじゃん愛されてて！うちなんか相手にすらされてないんだから！」
「いやいや私のだって愛ではないよ」
エ「いやマイキーのあれは正真正銘愛だよ」
ヒ「愛だね！」
「えー…」
エ「てかいつになったら付き合うの！？真兄となっちゃんは超いい感じなのに！」
「んー付き合うとかよくわかんないや」
ヒ「え、まだだったんだ…」
エ「衝撃すぎるよね」
ヒ「てっきりもう付き合ってるのかと」
「んー付き合ったら何か変わるの？」
エ「そりゃあ好きな人が自分だけのものになるんだよ！自分のために尽くしてくれるたった1人の存在だよ！」
「へぇ」
ヒ「あと安心感はあるよねっ」
「安心感？」
ヒ「好きの証明というか、ちゃんと自分のこと好きでいてくれてるって分かるから」
「佐野くんのあれは何？」
エ「…そう言われると…なんだ？片想い？」
ヒ「だねっ？」
「あ、そうなのか…」
エ「Aちゃんマイキーのこと好き？」
「うん好きだよ」
エ「じゃあさ！マイキーが他の子と仲良くしてたらどう思う？」
「えっ？…んー、想像出来ない」
ヒ「あはは…たしかに…マイキーくんは筋金入りだもんね」
エ「もー例えばだよ！」
「んー…そうだなぁ…ちょっと寂しいけど、佐野くんがしたいようにすればいいと思うし…」
エ「うわエマなら絶対ヤキモチ妬く」
ヒ「私もかなぁ」
「ヤキモチ…か」
エ「だっていつも自分のこと想ってくれてる人が他の子に優しくしてたらエマそいつぶっ飛ばしちゃうかもーー」
ヒ「ヒナも武道くんがしてたらちょっと怒だなぁ」
「んー…なるほど…勉強になる」
もうちょっとそういうことも
考えた方がいいのかな。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月6日 2時
