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『カハァッ!!』


『お、い!!もう辞めろッ!!!!』


『じ、ぬ…っ』


「アハハハッ!ねぇ私強いよねぇ!!」


『だ、誰かぁっ!!』


『もう辞めてくれぇッ!!』


『…』


「あー気絶しちゃったなんで〜?」




馬鹿な不良を3人ともボコボコにした。
1人を集中的にいたぶってたら意識飛ばしちゃった。


これも強さの証明。




「ねー強いかって聞いてんだろ」


『ひいっ!』


『お、おい立てるか…!』


『…』


「耳取れちゃったのかな」


『まずいこっち来た!』


『っ!』


「逃げんなよ」




1人の顔面にパンチを入れて、
もう1人の上に跨った。




『っ…』


『や、やめろっ』


「やめろ?の割には興奮してるよねぇ」


『!!』


「ダサ男のダサいの当たってんだけど…殴っていい?」


『やめてくださいっ!!!』


「ふふっ…じゃあ私強い?」


『強い!あんたは強いからっ!』


「そっか、ありがと!」


『グフッ…』




最後の1人にも鼻のど真ん中からパンチを決め込んだ。
これで3人とも気絶しちゃったからゲームオーバー。




「んーー!!最高!!!」




そして今日も強いいただきました。
満たされる感覚…。


もう1件行けそうだから行ってみようかな。




「ふふっ」




手に付いた血を近くのトイレで洗って
私は違う場所に向かおうとした。




「さーて次は…」


マ「おい」


「!」




駐車場から出た瞬間、
思いっきり腕を掴まれた。


誰?って思って顔を見たら佐野くんだった。




「あー…」


マ「何やってんのこんなとこで」


「…ちょっと遊んでた」


マ「誰と」


「んー誰か分かんない」




これじゃ次の所いけないじゃん。




ド「うわ、相当派手にやってんな」


マ「皆気絶?」


ド「うん、全員キマってる」


マ「ふーん」


「…」


マ「あれやったのお前だろ?」


「違う」


ド「嘘つくなよ」


マ「A」


「…なに。私がやったとしてなんの文句があるの」


ド「あ?こんな夜に女1人で出歩いてんじゃねーよ」


マ「心配だったから後つけてきた」


「心配される覚えないんだけど」


ド「この野郎…」


マ「良いよケンちん。…A」


「?」


マ「喧嘩好き?」


「うん」


マ「じゃ俺としよっか」


「…えっ」


マ「そんなに好きなら…な?」


「っ!!」




予想外すぎる回答と本気の目に
私は少し怖気づいてしまった。


















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

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